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🇬🇧留学日記⑩| 修論のリアル。担当教授を探していたら翻弄される(後編)
前半はこちら👇
入学ガイダンス(9月)にて、
修士論文の担当教授(スーパーバイザー)は4月に決まる。
学部長からそう伝えられた私たち。
しかし・・・・
12月にはスーパーバイザーが決まり、修活(修論活動)が始まっている。
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謎の5ヶ月前倒しに迫る実録翻弄記、後編。
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ある日、召集される
10月の中旬。
学部長からのメールで全学生150人がさほど広くない部屋に集められた。"結婚式二次会"くらいの密集感。
ミートピザ、教授、ベジタブルピザ、教授、チキンピザ。
ピザと教授。普段並列されることのない二組が、私たちの前に並べられる。
「今から60分の間でスーパーバイザーしてほしい教授に話を聞きにいってー。
ピザは好きに食べてー。解散。」
唐突!!!!!!
人生で一番唐突な解散を受け衝撃を受ける。
麒麟田村の家族解散もこんな感じだったんだろうか・・・。
大量に捌かれるピザ。
右往左往とする学生。
心なしかちょっと緊張してそうな教授たち。
酸素薄そう〜〜〜〜〜。
真っ黒いビオトープのような、なんかすごーく不安定な生態系が出来上がっていた。
話してみたいなーと思っていた教授がいたが、彼は遅れて会場へやってきた。到着してすぐ、われ先にと話しかける。
教授
「ごめんこの場には2-3分しかいられないんだ、後でメールしてくれる?」
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2-3分て。
パチもんのウルトラマンかよ。
(そして遅れて来て2-3分滞在って純粋に何しに来た....)
また、
別の教授に
「◆◆◆教授ってどこにいますかねー」と私が聞いたことを発端に
彼の元に学生が4-5人群がり、
「それじゃあ⚫︎⚫︎教授はどこですか?」「この人知ってますか?」と
ほぼ交番みたいな扱いにさせてしまった。不憫。すいません。
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教授たちの争奪戦
「4月に決まる」と言っていた学部長が、
1ヶ月後に「10月にスーパーバイザーしてほしい教授と話せ」とはどういうことか。
気長に待てばいいのか、急がせているのか、私たちはよくわからなかった。しかも「話せ」だから「決めろ」と言ってないよな・・・。
と思いつつイベントの翌週、2人の教授の元を訪れた。
1人目は、先ほどのウルトラマン教授。
私の話をじっくり聞いてくれて、アドバイスもくれて素敵な教授だった。
最後に一言告げられる。
「僕はあなたのスーパーバイザーをしてあげられる。
ただ早く答えをください」
早く・・・とは?
交際0日婚みたいな迫られ方をして困惑する。
(スーパーバイザーしてもらえるのはとっっっっても嬉しいけど)
2人目は、私が「交番状態にさせた」教授。
彼の研究はとても私の興味とフィットしたので、スーパーバイザーの依頼をした。
「やってあげたいよー。
でも4月に学部長が決めるから僕は今は何とも言えないんだよね」
4月・・・?
学部長が決める・・・?
こちらは裁量権0の回答をされて困惑する。
こちらが選ぶのか、学部長が決めるのかどっちなんだ・・・?
交番の教授がベストだったが、少し気になるかなと思った5人の先生にもアポの連絡をする。
(メール本文)
「ごめんね、もう私の枠は埋まったの」✖️5人
もう出遅れてる!?!?!?
争奪戦始まってたの・・・!!!!????
これは早く動いた方が良いんだろうな、、、
ただいかんせん交番教授は決められないと言っているので困った。
「これからも修論の相談乗ってください。次は12月くらいに相談させてください」
「もちろんだよ!」というやりとりだけをした。
テスト期間に学部長からメールが
12月のテスト期間。
私たちは2つの課題提出を12/7に控えていた。
そんな課題も佳境の12/4。学部長から1件のメールが届く。
「修論のアンケートとります。あなたのスーパーバイザーを教えてね
(必須) 12/10〆」
急!!!!!!!!!!
残り6日!!!!!!!!!
あなた、4月にスーパーバイザー決めるって言ったよね??
独裁者としては100点、理想の上司としては0点。
そんなメールが届いた。
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しかも、課題も土日も挟むのでスー活できるのは実際1日。。。。
まだどの教授にも会ってない友人は焦っていた。
私も、もしこのタイミングで交番教授がスーパーバイザーやってくれないと言ったらマジで詰む・・・。
「4月に学部長が決めなきゃいけない」というのがもし嘘で、
本当は私のスーパーバイザーをやりたくない建前だったら・・・?
交番になったこと恨んでたらどうしよう・・・?
おそるおそる、こんな趣旨のメールを送った。
「あなたは学部長が4月に決めるって言ってたけど、
その彼から10日までに決めなさいと言われているんだ。
スーパーバイザーやってくれないかね(懇願)」
〜翌日〜
「もちろんok!」
よかった・・・!!!!!!
12月、晴れてスーパーバイザーが決まった(感謝)。
先週、学生が修論のアイディアを発表する場が設けられた。
まだアイディアがまとまっていない学生に学部長は言った。
「君たち、ちょっと進捗遅いね。頑張ろう。」
いや、もとの4月よりかなり早いけどな!!!!!
💡後半のまとめ
・学部長に翻弄される(学生が)
・学部長に翻弄される(教授も)
・スーパーバイザー決めは争奪戦
翻弄されながらも修論、激頑張るぞ・・・!!!