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🇬🇧留学日記④🇬🇧リアルな大学院授業は高低差が激しかった・・

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留学2週間目には授業が始まった。
毎日朝6時から20時くらいまで図書館にこもる生活を送っている。

トイレ掃除中いつも「故障」の紙が貼られる。めちゃめちゃ嘘で笑ってしまう。


大学院の授業は週に5つ。

その日は初めての授業で
research skill 、R統計の2つの授業がある。

research skillで困惑する

research skillでは、
研究手法、文献調査方法、研究倫理など
修論のための必要なスキルを教えてくれる。

マンモス授業のため200人ほどの学生が集まる。友達がどこに座っているのか分からないし、知らない人たちに囲まれてソワソワしながらも、とりあえず前2列目に腰をかけた。


授業開始まで5分ほど。
手持ち無沙汰だったし、新しい友達でも作ろうかなと思っていた。

↑この文章見返すとめっちゃ失礼😊

ビリーアイリッシュ風の女の子が左手にいたので、声かけてみようかな〜と横を向く。



おや?
iPadに何か描いている?


そこにはゾンビのイラストがあった。
そしてちょうど顔の着色に取り掛かっていた。



私は話しかけるのをやめた。



授業が始まる。
「おじいちゃん先生」、と呼ぶには少し老いのキャリアが足りないような50代くらいの教授が担当だ。


研究倫理の話をしてくれている。
・実験の参加者にはインフォームドコンセント(同意書)を取りましょう
・インフォームドコンセントには、研究の目的や、参加者のプライバシーが守られていることなどを書きましょう

とか。


失礼なのだが(失礼多いな)、
だいたい常識の範囲内で分かるかな〜という知識が多かった・・・。

横の彼女はその頃、ゾンビの吐瀉物を書いていた。
食あたりかな・・?私はゾンビの昨晩の食事に思いを馳せた。


10分の休憩を挟み、後半が始まる。
前半の授業を活かして
今から2択の問題を出すのでどちらかを選んでくださいね〜
ディスカッションしましょう〜!」


前半の授業を鑑みると、これ九九くらい簡単な説あるな!?
その時は完全に舐めていた。



それでは第1問。

「質問の内容は完全に理解できるが、
会話の数秒後には記憶を思い出せない患者からインフォームドコンセントを得ることが可能でしょうか?😊」



https://www.tao.co.jp/blog/post_149/



思わず頭の中に中学の書き初めの言葉が躍り出てしまった。


前半の・・・授業を・・・
活かす・・・・だと・・・!?


めっちゃむずいし、
大飛躍しているんですがああああああ
筆で書く「飛躍」くらいの飛躍だった。


難易度の急上昇に非常に戸惑いを覚えた・・・。
そして簡単かも?と舐めてた自分を心から恥じる。


最終的に、
「さあ、結論はどっちでしょうかね」
と焦らされて消化不全のまま問1は終わった。


第2問!
「ある学生は、早期段階の認知症を患う父親に実験に参加してもらう論文計画を立てています。彼は状況を十分に理解しており、積極的に参加したいと考えています。 倫理委員会はそれを許可すべきでしょうか?」



またも跳躍・・・!
思わず跳躍している人の絵が脳内に浮かんだ。


前半の授業、not inspire the next。


本人が同意しているから良いのでは?、
認知症が悪化するとインフォームドコンセントの内容忘れるので認められない?
さまざまな色んな意見が出た。

教授
「結論から言うと認められません。
この問題のキーは「実父」であるということです!」

なるほど・・・・!!違う角度での解説が来たが非常に勉強になった・・・!
本当に勉強になって困惑した授業だった。


これ以降もresearch skillの授業は基本的に「ナイキなん!?!?」と思う高低差を提供し続けてくれている。

https://snkrdunk.com/articles/13591/


今週なんて、
仮のPhDの研究計画書を書いてみよう⤴️
1週間で⤴️
評価の50%を占めるよ⤴️

という⤴️でもつけないと心が持たない課題が出されている。
(友人は図書館で連日オールしてた⤴️)


R統計で困惑する


午後は統計の授業

授業が始まるのを恐れていた。
卒論でR統計は使っていたとはいえども、それも6年も7年も前の話。

今では平方根を取るタイミングを見失っているし、今ならlim x→∞を見ると、「私たちは無限大」的に読み取ってうっかりエモくもある。


そのため初回授業の前に10時間くらいかけて大学数学を復習した。
せっせと帰無仮説を棄却し続ける。
本当に声を大にして言いたいんですが、ヨビノリの授業で復習するとめっちゃわかりやすい〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

感動して、「ヨビノリって知ってる?すごくない?」
というLINEを送りつけたら、
「おはよー!」
という挨拶が返ってきてコミュニケーションの棄却も経験した。


予習のおかげで授業は大体は分かったけど、正直ギリギリである。
日本語でも難しいこと×英語なので、
脳の至る所が痛いんじゃああああという状態になっていた。


そしてもっと恐れていたことがある。
毎回の小テストである。
これは全体の評価の40%を占めるので毎回の授業をちゃんと理解していないと単位が取れない。

みっちり復習を行い、さらにヨビノリで追い打ちをかけ、全部で10問のテストを開く。




問1 このキャラクターの名前は?

公式Xより


問2 この歌詞で始まる歌の名前は?

“You were working as a waitress in a cocktail bar when I met you….”


問3  ザ・シンプソンズに出てくるペットの犬の名前は?







なんだこれwwwwwwwww

あんなにテスト対策したのにいいいいいい
R統計どこいったああああああああ
期待値調整できんのじゃああああああああ
(でもちょっとテスト不安やったからよかったかも・・?)


呆れ、困惑、怒り、放心、安堵、さまざまな思いが少しずつ体内を巡る。
もはやこれは感情のビュッフェ!?そんなテストであった。

無事100点はいただいた。


このように大学院の授業のリアルとは、
肩を掴まれて、頭をグラングラン揺らされているような毎日だ。油断も隙もない。


次回、
たまには旅行のことも。個人的イギリス1の海鮮の店に出会う。


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