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映画:ヒキタさん!ご懐妊ですよ

『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』2019

観終わった後の素直な感想、「子ども欲しいかも」。

子どもが生まれる場面までは映画になっていなくて、
妊娠して、安定するまでの物語なのだけど、
ヒキタさん夫婦がお互いを思いやりながら、子どもを待つ姿がとても素敵だった。
家族がいるって素敵だなぁ、家庭を持つって素敵だなぁ。

週末のサザエさんに引き続き、自分の中で「家族」がテーマになっているのかもしれない。

どこまで実話なのかわからないけれど、
ヒキタさん(作家・夫)の義理のお父さん(ヒキタさんの奥さんのお父さん)が、ヒキタさんの本を机の脚の下に置いて高さ調整に使っているかと思いきや、
本屋さんではヒキタさんの本が一番上になるように並べ替えていたり、
「嫌々だ」と言いながら人工授精の費用を援助してくれたり、
家族の家族の素敵なエピソードにも心温まった。

妊娠したくてもしづらい人がいることや、費用が高額になることはニュースなどで知っていたけれど、
男性の不妊への特効薬みたいなものがないことや、体外受精にも種類があることは知らなかった。

今まで、漠然と「自分は子どもを持とうと思えば持てる」という前提で「子どもを持つかどうか」という議論をしていた気がする。
でも実際、本当に自分は子どもを持てるかどうかは分からないんだな。

結婚や妊娠というのは、時にデリケートな話題。
いろんな価値観があるはずで、それらのひとつひとつ、尊重されることが当たり前だと、みんなが思えるようになれば、
もっといろんな話がしやすくなるのかもしれない。

子どもを望む人のもとに子どもが生まれる。
単純な奇跡が、できるだけたくさん起こるといいな。

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