見出し画像

「週末経営合宿」を企業文化に変える!実務連動と社内巻き込みの秘訣

前回は、週末経営合宿を継続的に実施することで、組織とての成長や長期的メリットを得られる点を中心にお話ししました。

今回は、そこから一歩進めて、合宿そのものを「企業文化」として根付かせるために必要なポイントを、もう少し具体的に掘り下げてみたいと思います。

まず第一に、「合宿での議論や学びを、日常にどう繋げるか」という視点を組織全体で共有することが欠かせません。

週末という非日常空間での集中的な議論が終わると、往々にして日常の業務にのみ意識が向きがちです。

そこで、合宿での成果物やアイデアを活かすための小さな実験やプロジェクトを、合宿後すぐにいくつか設定してみましょう。

こうしたアクションが「合宿で出たアイデアは本気で試すのが当たり前」という風土を作り出し、次回以降の合宿でも活発な提案が行われやすくなります。

第二に、参加者以外の社員を巻き込む仕組みづくりも重要です。

たとえば、合宿中に出たアイデアを社内SNSや定期ミーティングで共有し、「この部分はどう思う?」と意見を募るだけでも、組織全体が合宿の熱量を感じ取れるようになります。

さらに、合宿の内容を部門ごとのミーティングにアジェンダとして取り入れ、各部門のメンバーが「自分たちならどう活かせるか」を検討する場を設けることで、企業全体の文化として定着しやすくなるでしょう。

第三に、合宿自体の運営方法を見直し、常に進化させることが大切です。

具体的には、ファシリテーションスキルを持つ社員を育成し、次回からはその人が合宿をリードする、

あるいは他部門のメンバーが中心になって合宿のテーマ設定を行うといった形で、合宿が特定の人だけの行事にならないよう配慮します。

合宿の企画をローテーションで担当することで、多くの社員が主体的に関わり、合宿そのものが組織文化に組み込まれていくのです。

最後に、「合宿の成果を必ず振り返る」ルーティンを作るのもポイントです。

たとえば四半期ごとに「合宿のアウトプットはどう活きているか」をチェックする場を持つと、成果や学びが風化しにくくなります。

結果的に、合宿に参加したメンバーはもちろん、それ以外の社員も含めて「合宿は単なるイベントではなく、組織を常にアップデートする仕組み」という認識が広がりやすくなるはずです。

次回は、合宿を組織文化にまで昇華させた企業の具体的な事例や、その成功要因などを紹介しながら、より実践的なノウハウを探っていきます。

ぜひ今回のポイントを押さえ、週末経営合宿を「学びと実行」を繰り返す企業文化へと発展させてみてください。

週末経営合宿にご興味のある方はこちらから
https://weekendmgmtcamp.hp.peraichi.com



いいなと思ったら応援しよう!