2013年、中国の習近平国家主席が突如打ち出した「一帯一路」構想。中国政府だけでなく、西側諸国までもがその言葉に“幻惑”された。それから7年。中国や沿線国は何を残し、何を得て、何…
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#ケニア
≪目次≫「一帯一路」大解剖 知れば知るほど日本はチャンス
2013年、中国の習近平国家主席が突如打ち出した「一帯一路」構想。中国政府だけでなく、西側諸国までもがその言葉に“幻惑”された。それから7年。中国や沿線国は何を残し、何を得て、何を失ったのか。現地の専門家たちから見た「真実」。それを踏まえた日本の「針路」とは。
[PART-1]
いずれ色褪せる一帯一路 中国共産党“宣伝戦略”の本質
https://note.com/wedge_op/n/n483
重み増すアフリカの対中債務 真の支援 日本ならできる|【特集】「一帯一路」大解剖 知れば知るほど日本はチャンス[PART-8]
吉澤 啓(国際協力機構〔JICA〕アフリカ部計画・TICAD推進課 専任参事〔TICAD・開発政策分析担当〕)
2017年、アフリカ東部のケニアの内陸にある首都ナイロビと港湾都市モンバサ間の約480㌔メートルを結ぶ「モンバサ・ナイロビ鉄道」が開通した。建設にあたっては、総工費約37億㌦のうち9割弱(32億3300万㌦)を中国輸出入銀行(輸銀)が融資した。ケニアにとって、鉄道の更新は悲願だった。