赤ちゃんのあやしかた「5つのS」
アメリカからこんにちは!
アメリカ・カリフォルニアを拠点に活動する非営利団体、ウィコラです。
この投稿はウィコラが発行している『アメリカでの妊娠・出産・産後お役立ち情報』デジタル冊子の一部を抜粋したものです。
Harvey Karp医師が提唱する「5つのS」は、赤ちゃんが子宮の中にいた時の環境に近づけ安心させてあげる方法です
新生児期~生後3ヶ月頃まで効果が期待できます
授乳やおむつなど心当たりがなく、赤ちゃんがぐずる際は1番から順に試してみましょう
① Swadde(おくるみ)
狭い子宮の中にぴったり収まっていた環境を再現し、安心させてあげましょう
赤ちゃんをくるむことでモロー反射を防ぎ、長い睡眠にも繋がります
おくるみは機嫌が悪い時や睡眠時のみにし、1日中くるむことは避けましょう
股関節脱臼を避けるため、腰・脚まわりはゆとりを持たせましょう
寝返りを始めたらおくるみは卒業です
② Side/stomach position(横向き・うつ伏せ)
横向きやうつ伏せで抱っこするか、肩越しに赤ちゃんを抱っこして、赤ちゃんを落ち着かせてあげましょう
乳幼児突然死症候群/SIDSを避けるために、寝かせる時は満1歳までは仰向けが基本です
③ Shush(シーッという音)
赤ちゃんは子宮の中でずっと血流の音を聞いていたので、似ている音で落ち着くことがあります
「シーッ」と声をかける
ホワイトノイズやブラウンノイズを、アプリや専用の機械/white noise sound machineで流す
換気扇や空気清浄機の音を好む子もいる
④ Swing(ゆらゆら)
赤ちゃんが泣き叫んでいるときは小刻みに速く(震えるような動き)揺らしてあげましょう
必ず赤ちゃんの頭と首をしっかりと支え、動きは小さく留めます
1インチ(約2.5センチ)以上前後に動かないよう気を付けます
大泣きが収まってきたら、だんだんと優しい揺らし方にしましょう
赤ちゃんを怒りやストレスに任せて揺らすことは絶対に避けましょう
⑤ Suck(おしゃぶり)
赤ちゃんは何かをしゃぶることによって一層落ち着いた状態に入っていけます
おしゃぶりや誰かの指を吸って落ち着く赤ちゃんは多いです
おしゃぶりを嫌がる子には無理やり与える必要はありません
乳頭混乱を避けるためにおしゃぶりの使用は生後1ヶ月を過ぎてからにしましょう
執筆者:シェラット実穂 IPHI妊婦と乳幼児の睡眠コンサルタント
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