最近の自分について
ツイートしようと思ったものが長くなってしまったのでnoteで書くことにしました〜
要旨
昨年10月以降、本が読めなかった
ほんタメというYoutubeチャンネルがきっかけで読めるようになった
改めて感じた読書の価値、それは「己との向き合う時間」である
今まで
昨年の10月以降、まったく本が読めなくなりました。なにがあったかというと東京に引っ越してきたからです。もともと東京で6年ほど暮らしていたので、東京という街が新しい刺激というわけではなかったのですが、とはいえ久しぶりに友人と再会したり、引っ越しに起因して新しいことを始めたりと、自分の時間はほとんど取れていませんでした。
最近:本紹介チャンネル「ほんタメ」
たまたまYoutubeでほんタメというチャンネルに出会いました。
これはヨビノリさんと読書家の斎藤明里さんが本を紹介されているチャンネルです。もともと説明が上手いヨビノリさんですが、本当に面白い推理小説を紹介されており、その説明に引き込まれてしまいます。他にもヨビノリさんは脱出ゲームやマダミスが趣味だそうです。自分も先日、マダミスを経験してとても楽しかったのでそこは共感しましたし、「たしかに推理小説は1人でマダミスを楽しめるようなものだよな」と定義がリフレーミングされたことで、一気にワクワクを感じるエンタメのひとつに感じるようになりました。
このチャンネルを機に社会人になって初めて小説を読みました。具体的には「イニシエーション・ラブ」という作品です。映像化もされていて話題にもなっていた作品らしく、たまたま居合わせたシェアハウスの同居人も読んだことがあると言っていました。いわゆる大どんでん返し系の作品で、「伏線に絶対気付けない」と言われたため、挑戦するつもりで読んでみたのですが、推理小説初心者の自分はすっかりトリックにハマってしまいました。ページ数も多くないため、ざっくり2時間ほどで読了したのですが、最後のページでは思わず声が出てしまうほど驚き、久しぶりの読書体験にしてはとても良いものになりました。
他にもまだいくつか読みたいと思っている推理小説があり、それらもつづけて読みたいと思えるほど、衝撃的な体験となりました。もともと一切のフィクションを好まなかった自分にとって、一連の体験が大きな転機となりました。
感じたこと
小説を読み始めたことを皮切りに気軽にページをめくれるようになりました。また欲しい作品を探すためにも書店へと足が向くようになりました。
シンプルですが読書量が下がっているときは、シンプルに書店で過ごす時間が少なくなっていると感じました。
読書とは「坐禅」
ちょうど読書を始めたタイミングで「イシューからはじめよ」の改訂版が発売されました。もともと大学時代に読んだことがあったのですが、内容として当時でも感銘を受けたため、改訂された部分を読んでみたいというモチベーションで読み始めました。
よく「本は読者の状況に応じて、受け取る内容が変わる」という言説を耳にします。まさにイシューからはじめよはそういった感情をいただきました。というのも、直近の自分の仕事ぶりがとことん根性論で解決するいわゆる「犬の道」だったなと感じたためです。
知識としてイシューからはじめよというのサマリーを話せますし、犬の道のくだりももちろん知っていました。しかし、実際に読書するなかで「今の自分はじゃあどうだろう?」と改めてイメージする時間を取ることが出来ました。コーチングを受け、内省しているような感覚が最も近いと思います。
読書は単なるインプットの形式ではなく、インプットの過程に自身への問いかけを行う、むしろ後者のほうが重要な価値だと感じる体験であったため、改めてメモがてら書いてみました。
最後に
今更だなとも思うがゆえにこういったアウトプットを躊躇してしまう自分もいました。
しかし人間は忘れる生き物です。また本当に良いものは人生の間に色々な経験を通して、何度気づき直して良いという気づきを最近得たため、改めて。