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#61 講演者の話は要約せずにそのままメモする
前回、寺尾玄さんのトークライブに参加した話を書きました。
こうしたトークライブやイベントで話を聴くとき、わたしは講演者の話は、なるべくそのままメモするようにします。
話し言葉のまま、単語も表現もそのまま、なるべくなら接続詞や助詞までそのとおりにメモする。
手書きだとかなり高度で難しいけれどスマホがあればわりと忠実に再現できます。
以前は、講演者の話を聴いてメモするとき、どちらかというと自分で要約して言葉を置き換えてメモっていたこともありました。
しかし、そのやり方は、あとで見返したときにエピソードの前後の繋がりがわからなくなってしまうことが多い。
そして、その場で要約してしまうことは、せっかく自分と異なる価値観の人の話を聞いているのに、自分のフィルターを通した解釈を履歴として残してしまうので、もったいないなと感じました。
自分と全く同じ価値観のひとは、ほぼいないと思っています。というよりも、わざわざ足を運んでトークライブに参加しようと考えているくらいなので、どちらかというと、自分とは違う何かに魅力を感じているはず。
そして、その場で話していることのすべてを理解できるかというと、時間が長くなればなるほど、難しいと思います。
一方的に人の話を本当に集中して聞ける時間は、長くても15分くらいなのではないかなぁ。大学の講義のように、ある特定の分野について知識や考え方を学ぶという明確な目的があれば別ですが、どんなエピソードが飛び出すか分からない状態だと、90分最後までしっかり聞き取るって難しい。
これが、相手と会話しながらであれば、また違うのでしょうが。
なので、わたしはトークライブに参加したときは、講演者の雰囲気や表情を感じながらも、手元は耳から入る情報を必死にそのままメモするようにしています。
自分であとで考えてみること以外にも、たとえば、トークライブで聞いた話を誰かに話したり、ブログに書いたりするときにも、一言一句メモっておけば、講演者の意図をそのまま伝えやすいメリットもあります。
最初はなかなか慣れないこともありますが、一度習得すると便利なスキルですのでおすすめです。
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