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人事力検定『人材マネジメント入門』を勉強した話

はじめに

Webエンジニアのマネージャーをしている私が、人事の勉強をしたお話を書き留めておきます。
8月から1ヶ月ほど勉強して、人事力検定『人材マネジメント入門』に合格しました。

問題は教科書から網羅的に出題されます。そのため、教科書をサラッと1周しただけでは合格は難しいです。
教科書を元に、独自に問題作りながら解く等して頭に詰め込む必要があるので、勉強時間は20時間から50時間ぐらい必要な印象です。
ゆっくり勉強すると1〜2ヶ月、詰め込めば1〜2週間でいけそうだと思います。

合格証

どんな検定なのか

出題範囲は以下の通り。

書籍「図解 人材マネジメント 入門 人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ」をもとに以下の10カテゴリーに関して出題

1)人材マネジメント   2)人事評価   3)賃金・退職金(外的報酬)
4)働きがい(内的報酬)    5)等級    6)採用
7)異動・代謝 8)人材開発 9)組織開発 10)働く人(キャリア)

https://jinjiryoku.share-wis.com/

オンライン受験で、選択式の50問を60分で解く形式です。

なぜ受験しようと思ったか

主に3点あります。

1つ目は、今年の4月からビジネススクール(経営大学院)に通っているものの、ヒト・モノ・カネのうちモノとカネの授業ばかりなためです。ヒトについて学ぶことができていないので、バランスよく学びたいと思うようになりました。

2つ目は、自身のキャリアとして、人や組織に関すること全般に興味があったため。今の仕事でも活かせそうで、今後のキャリアにも繋がるように感じているためです。

3つ目は、この教科書がお気に入りなため。元々この検定で指定されている教科書は、1年以上前からQiitaやnote記事にしたり、社内で読書会を開くぐらい推していました。そのため、お気に入りの教科書に対して理解度を深めるため受験しました。

勉強方法

とはいえ一人で進めるとサボりそうだったので、一緒に受けてくれそうな同僚に声をかけました。
最近人事に異動したばかりの方がいたため、週一で勉強会をしていました。

主な流れとしては

  1. 全10章なので、それぞれが毎週2章ずつ担当

  2. 担当の章を、Googleスライドで説明資料、Googleフォームで問題を作成

  3. 週1の勉強会で、担当章の講義&問題を解く

としていました。

勉強予定表

こうすることで、

  • 相手に「教える」ことで学びが深まる。『ラーニングピラミッド』の考え

  • 自分と相手で、異なる観点から説明資料や問題文が作れ、抜け漏れが減る

  • 短期間で2回、「自分が教える」「相手から教わる」ことで、『忘却曲線』に抗う

という設計です。

勉強会資料と問題文

例えばこんな感じです。
教科書は10個のツボ × Chapter10個という計100個の構成です。

勉強会資料

こんな感じに、Googleスライド1枚に1つのツボをまとめた資料を作成。
全100ツボなので、10枚のスライドが10ファイル出来上がる形ですね。

そしてそれに対し、Googleフォームで問題を作ります。

Googleフォームの問題

問題作成手順

私の場合、ChatGPTをフル活用しました。

例えば、以下のように入力します。

プロフェッショナルのあり方として3つの側面がある。正しいものを選びなさいという問題で、正解は
技術的側面
管理的側面
精神的側面
です。それ以外のダミー選択肢含め8択問題を出してください

すると、以下のように回答が返ってきます。

プロフェッショナルのあり方として考慮すべき側面は何か、正しいものを3つ選びなさい。

技術的側面
金銭的側面
管理的側面
競争的側面
精神的側面
社会的側面
知識的側面
個人的側面
正解は1(技術的側面)、3(管理的側面)、5(精神的側面)です。

あとはこれを、Googleフォームに入力するだけです。
時々あまりにも精度が良くて「いや、これも正解だろ」と思ってしまう回答が返ってくるため、そこは手直しします。

最後に

この勉強法が正解だったかどうか。
正直ちょっと分からないですが、確実に学びにはなりました。
受験するかどうかはお任せしますが、教科書の『図解 人材マネジメント入門』は本当に良い本なので、マネジメントに携わる方や人事・経営に携わる方は必携です。

人事の知識が得られて、今後考える土台ができたのは良かったと感じています。

あとは個人的に一番嬉しかったことを書いておくと…
今回一緒に勉強していた同僚は「こうやって何か勉強するの、中学の時の受験以来」と度々言っていたのですが、勉強期間終わる頃には人事部門でのキャリアの夢を宣言してくれました。

これが今後数年かけて、それぞれキャリアの糧と、会社のためになりそうな予感でワクワクしているところです。

正直、久々に楽しく勉強できた気がします。ありがとうございました。

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