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超能力者
わかってしまう 気がしていたね
バレてしまっている 気がしていたね
アイツの声のトーンに僕はいつもビクビクして
それどころかアイツが声を発する間際の息遣いで
僕はアイツの心情を理解しようとしていたよね
全く僕は超能力者
アイツはいつだって僕を決めつけていたよね
僕が何をしようと何を思おうと全く意に介さず
ほら見たことかと薄っぺらいしたり顔で笑っていたね
全くアイツは超能力者
出来る事と出来ない事の判別は
超能力者にはどうでもいい事
愛情と言う名のコントロール
絆と言う名の呪縛
超能力者はどこにでもいる
※岡真史君へ捧ぐ