電工2種筆記
10月24日、第2種電気工事士の筆記試験を受験してきた。
第2種電気工事士は国家資格で一般住宅や店舗などの600ボルト以下で受電する設備の工事が出来る資格。
そもそもなぜ絵を描く人間が、電気工事士なぞ受験したのか。
それはズバリコロナ禍で芽生えた将来のおぼろげな不安。
そいつが諸葛孔明に怯える司馬仲達のように自分を走らせた。
ちょっと話は長くなるが少しお付き合いを。
元々はコロナ禍の中、YOUTUBEでザブングルの加藤さんが
消防設備士の乙6種(消火器の点検)を取得し、消防設備士の仕事をすると普通にバイトするより割がいいと話しているのを知り、その手があったかと1ヶ月強ほど勉強し自分もなんとか乙6種の資格を取得。
そのとき受験勉強の楽しさにもハマり、さらに資格を強力にしたいなと思うようになり、
次は消防設備士の4種を目指すことにした。
資格には甲種と乙種があって(6種は乙種のみ)、乙種は点検と整備、甲種はそれに加えて工事が出来る。
折角だったら甲種が取りたいなと思い、その前に甲種の受験資格の一つである電気工事士2種の資格の獲得にかかったというわけである。
消防設備士乙6種の合格率が3、4割に対して、電気工事士は筆記試験の合格は5~6割、その後の技能試験は7割程度であり、乙6種の合格で気が大きくなっていたこともあって、合格率だけを調べてオンラインで受験の申し込みをする。
…が、その後調べてみると、技能試験が厄介で道具を揃えてみっちり練習しないと合格はまず無理っぽい。
工具と練習器具一式を揃えると3万円近くの出費。
消防設備士甲4種だって持ってるとと箔がつくかな程度の気持ち。
その資格のための資格に3万…
筆記で落ちれば3万が浮くってことかと邪な感情。全く本末転倒なのだが。
そんなことを考えていたのが1ヶ月前、
しかし勉強するうちにやっぱり受かりたいと思う気持ちが強くなってきて、
それなりに準備をして受験当日のこの日を迎えたというわけである。
会場は幕張メッセの国際展示場ホール9。
入ると受験者の数に圧倒される。コロナ対策で間隔はとってるが、大きなホールに長テーブルがビッシリ。おそらく2000人近くいるのではなかろうか?
しかも午前の部と午後の部が分かれているから、受験者数はもっと多い。
9割近くが男性で、年齢にばらつきがあり、40代後半のこのオヤジも自然と溶け込める。
そして無事に2時間の試験終了。
家に戻って、オーム社のホームページにアップされた解答速報で採点。
合格点は100点中60点なのだが…70点。なんとか合格。
受かったけど、正直電気の事をあまり理解していないと思う。
70点はそんな点数。両手を挙げて喜びにくい。
とはいえ、次は12月18、19日に行われる技能試験がターゲット。
試験後しばらくはAmazonなどのサイトで技能試験に必要な道具の値段が高騰するというのを聞き、ええい、ままよ!と試験前日に見切り発車でポチった工具と練習セットがいいタイミングで届く。
技能試験は事前に伝えられた13種類の配線の中から1種類が出題され、
時間内に複線図という設計図のようなものを作成し、組み立てるというもの。
試験日までにこの13種類のどれが出てもいいように技術を高めないといけない。
中学の時、技術の成績が2だった不器用な人間が見事合格を掴む事が出来るのだろうか…?