衝撃だったわけです。
今から22年前、
その世界と、生み出す服に憧れた。
広島の田舎で育った少年には
コムデギャルソンという存在は刺激が
強すぎたのかもしれません。
そんな
コムデギャルソンのデザイナー
川久保玲。
常に斬新な何かを生み出す存在が、
半年程前にテレビでしゃべっていて、
これまたすごい事なんだけど、
その時、今の自分にはすっと
突き刺さる一言の連発だったわけです。
「ハングリー精神が自分を前に向かわせる」
「満足なんてしない」
「前へ前へ」
カリスマが語る前へ向かえという
メッセージは、今こんなタイミングに
服なんか作ってていいのか、とどこか
折れそうになる自分に何言ってんだ、
何も成し遂げてないやつが。
と鼻で笑われるくらいに、
自分には響いたわけです。
本当に本当に、
コロナでたくさんのモノを諦めました、
失ったものも気付いてないところで
あるのかもしれません。
それでもまだまだやるしかないんだろうな、と。
だってあのカリスマが、僕が憧れに憧れて
生活費全部注ぎ込んだ憧れの存在が、
やれよお前、前に進めよ、しばくぞ?
て言ってんですよ?(しばくぞとは言ってない)
はい、やるしかないでしょう。もう。
単純ですか?
そんなもんです、いつだって人から
影響受ける時は。
何より、
昔はその作るモノに憧れ、
今はその言葉にハッと気付かされる。
やはり、カリスマはいつまで経っても
カリスマなんやなーと感動し、
久しぶりにファッション雑誌、穴が開くくらい
読み漁ってた懐かしい昔を思い出したのでした。
杵築