Day37_モノづくり環境の違和感
どうも!180日後に起業する人です。
以前、モノづくりの未来について考えました。
その際に以下の3つを論点として挙げました。
①創作物をもっと知られる形にする
②創作によるコラボレーションができる状態を作る
③創作物の在り方を変え、よりクリエイターに還元できるモデルを作る
上記ポイントをより良くするために、どのように変えていくかを検討した際、以下の違和感を覚えました。
モノづくりの権利の在り方が変わっていない
創作物の権利って昔から大きく変わっていないと思いませんか?当然ながら、新しい創作や表現、それを乗せるプラットフォームが生まれてきていて、それに適応する形で解釈等は広がっていますが、「一次創作者の権利を守る」ためのものという形は変わりないです。本質的に一次創作者の権利を守ることはとても尊く、素敵な在り方だと思いますが、今の世の中の在り方を考えると、ひずみが生じているようにも思えます。これにはディズニーがオズワルドを奪われて以来、版権管理を厳格に行い、そして権利の延命措置である通称ミッキーマウス保護法を行ってきたことが少なくない影響をもたらしたと伺ったことがあります。
インターネット環境における発信とグレーゾーン
そういった権利の在り方を踏まえ、現在の世の中のモノづくりのシーンや、発信の在り方はどのように変わってきているでしょうか。現在、個人の発信元はSNSが中心になっているかと思います。このSNSにおいて、創作物や好きなものへの言及がされています。その好きな作品への表現として二次創作がされていたり、画像を投稿したり、時にはアイコンにすることで「好き」の共有がなされています。ただ、これは
リスクを負った表現・共有である
ことは皆さん、ご存じかと思います。訴えられたら完全アウトの状態で、その表現を許容するライセンサー(IPを持っている会社)がいること、ないしはキリが無いと考え、影響力が高いもの以外相手にしない会社があることでグレーゾーンが生まれています。せっかく広げられるテクノロジーが揃ったにもかかわらず、気持ちよく作品を「好き」と発信できる状態でないなと思います。
未だにトップクリエイターしか、権利管理がまともにされない構造?
一部仮説の部分もございますが、テクノロジーの進化でこんなに多くのクリエイターが生まれつつ、変わらず多産多死の構造です。数多くの屍の上に立っているから、舞台は輝くという一面もあるかもしれないですが、上位クリエイターしか、まともに権利管理されていない(権利がお金にならないと管理しても意味がない)ということにあると感じています。
↑グレー箇所が機会損失に見える
テクノロジーのおかげでモノづくりはしやすくなった・・・その価値を活かす状態とは?
現在はデジタル上の創作で複製や修正、ガイド等で圧倒的に創作しやすくなりました。作品の価値は今まで売買における金額が主な"ものさし"でしたが、広げることへの価値、そしてより物を作ることに貢献した価値を測れるサービスを作りたいと考えています。昔から創作の権利は売買だけでなく、その他の創作とのコラボレーションも考えられています。というのも、モノづくりは組み合わせで新しいものが生まれているからです。
上記違和感を胸に、新しいサービスを作っていきたいと思っておりますし、モノづくりにおける「創る・作る・売る」の各プロセスをアップデートしていきたいと考えています。また、上記テーマを踏まえ、今度オープンイノベーションって何なのかについて思考を巡らせられればと思います。
180日後に起業する人