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Day53_起業は生き方であるということ

どうも!180日後に起業する人です。
先日起業の先輩かつ友人に話を聞いてきました。結論はタイトル通り、起業は生き方そのものであるとあらためて実感する話となりました。彼は超絶優秀でトップクラスのキャリアを積み上げていました。一方で資本主義のゲームに対しては、疑問を持ち、自身の哲学を持って会社を伸ばしています。そんな彼にいくつかの相談と質問をしました。

起業は一つの選択肢

彼自身が起業をしたくてするという流れではなく、色々な契機や巡りあわせがあって、起業しています。そんな彼だからこそ、起業自身が目的になっていないかどうかを問いかけてきました。

なぜ起業するのか?
なぜ今なのか?
子どもの成長タイミング(幼少期〜小学生)を考えたら今が本当に適切なのか?

といった話も踏まえ、なぜ起業したいのかを問いかけてきました。起業で成功した人たちの創業年齢も45歳だというニュースもありました。

ビジネスで一定儲けることを自身のゴールとするならば、上記ライフステージに合わせたタイミング等は合理的に考えると重要です。また、成功確度を上げるなら、今勤めている会社の延長線でビジネス構築をすることがネットワークの観点からも、ビジネスの解像度からも良いという話もありました。間違いないです。

スタートアップ界隈におけるエクイティファイナンスの功罪

前提、スタートアップビジネスを考えている身として、ファイナンスをどうするか考える際に、エクイティをどう位置づけるかについて話しました。彼は過去のエクイティファイナンスしたイケイケベンチャームーブメントにも疑問があり、知り合いの高バリュエーションを受け、調達した後に半額のバリュエーションのダウンラウンドに至った話も踏まえ、疑問がありました。また、ピアプレッシャーの下で事業推進するのもどうなのかと。私も元々資金調達は利益の前借りの側面がある認識だったので、「エクイティファイナンスすると格好良い」は違うなというのをあらためて思いました。

正社員の採用

正社員の採用に関しては、正社員って何なんだろうねと。「雇用契約上、社会保険等の担保並びに企業側が契約を主体的に切ることが難しい代わりに、長く自社に人生の時間を割いてもらえる状態ですかね」とお話ししたところ、有期雇用でも5年で(本人が望めば)無期雇用になること(有期雇用特別措置法)。業務委託契約でも、従来の正社員よりスキル高くコミットする人がいること。そういった関わり方の多様性があるという状況で、どういう会社を作りたいのか。

そこから発展し、要職の採用で失敗した(クーデターを起こされた)ベンチャーの話へ。要するにevil(自己利益追求型、サイコパス)を採用すると組織的に崩壊するという話です。また、あるあるとしては事業的にうまくいっているときは、「売上・利益は全てを癒す」ではないですが、表面化されないと。ただ、事業がうまくいかなくなってきた時に内側に原因を求め始め、そこから悲劇は始まるということでした。彼もビジネスモデル上、重要な職種の人間が自己利益追求型であった時の話をされ、だいぶメンタルヘルスを害されたということを言っていました。スタートアップにおける創業者のパフォーマンスダウンほどクリティカルなことはないです。またサイバーエージェントの(人として)良いやつを採用するというのは、秀逸だよねと話しました。

もし起業前に戻って、やり直すならどうしますか

「色んなトライ・失敗があったからなぁ」と一言。前を向いているからこそ、どうやり直すかという話より、今後のために今何をするか。

これらの話を踏まえ、あらためてどういう人生を歩みたいかという話に尽きるなと。自分の身の周りを絶対的に幸せにしたいと思うのか、多少なりのご迷惑をおかけしながらも、多くの人を巻き込んだビジネスをして、ビジョンに向けた社会的な変化(インパクト)の最大化を狙いたいのかと。僕の結論は後者でした。

「GAFAMが生まれて、本質的に何が変わったのか」

この問いを携えながら、打席に立ちたいと思います。

180日後に起業する人

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