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Day74_組織の基準と割れ窓理論
どうも!180日後に起業する人です。
今日は組織の基準と割れ窓理論について考えていきます。
組織の基準は高くあるべきか、低くあるべきか
前提を全く除いて、組織の基準について語るというのは暴論な気はしますが、こういった表現をすると「基準は高い方が良いのでは?」という風に思えます。最近見たとある会社を見ると、組織の基準は一定高くあるべきだと思わざるを得ない経験がありました。
低い基準はメッシュを粗くし、負のサイクルが回る
とある企業に伺った際、入り口から人に見られることを意識していないことが伝わってくる建物でした。挙げるとキリがないですが、以下の特徴がありました。
入り口があまり綺麗でない
導線に物が置いてある
挨拶がまともに返ってこない
自身のデスクでないところに、従業員の好きなキャラクターグッズが展示されている
トイレが綺麗でない
上記の会社は信じられないかもしれませんが、意外にも世界的に有名な企業のグループ会社でした。上記を見てわかる通り、ガバナンスが効いていない企業の特徴です。割れ窓理論のように、1つ窓が割れたままであると、近くの窓がさらに割られたり、落書き等がされるようになったりと、荒んでいきます。上記の企業の人に話を聞くと、恥ずかしそうに「勝手にやるんですよね・・・」と一言。徐々に割れた窓が増えていくと、違和感が減っていき、基準の高い人から見ると違和感だらけの企業になります。
投資家が投資する企業を見極めるポイントとして、その建物のトイレとかを見るというのは、その企業の当たり前の基準が高いかどうか。汚れがちなところにまで、手が行き届いているかどうかを見ているのだと思います。
じゃあ、基準が高ければ高いほど良いのか
基準が高いことのデメリットは無いように思う人もいるかと思いますが、一般的には、求められる基準が高い=ハイプレッシャーな職場になりやすいとの話がありました。また、基準を高く保つ≒しっかりとした仕組みを設けるという傾向にあり、組織の中の正解が硬直化しやすく、柔軟性が失われる傾向にあるという点も挙げられます。さらには、基準を高く保つためにはそれなりの投資が必要なため、コストがかかるという点も挙げられます。中小企業などには、なかなか難しい状況になってくるのかもしれません。
組織の状態に合わせて、適度に高い基準を設定し、徐々に基準を上げること
基準が低いということは仕組みがあまりないスタートアップのような状態で、柔軟性とスピードで事業を推進するチャンスがあると見ることもできます。ただ、基準が低いままだと上記のようなダメなサイクルに入ってしまう可能性もあるのと、やはり基準の高い組織がより良いアウトプットを生み出す傾向にあるため、現在の状況から適度に高い基準を設け、事業・組織を成長させていくことが王道なのではと思いました。
180日後に起業する人