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水曜日
2024年11月3日 00:15
「おつり、三百七円です」コンビニで会計を済ませ、ふとレジの青年が差し出す手を見ると、あまりに無表情なその顔に驚いた。何か魂が抜けているような感じ。俺が受け取る前に、彼の目が一瞬俺を見て、「実はですね」と言う。無駄に小声だ。「このおつり、ちょっと呪われてるんですよ」俺は一瞬固まる。冗談かと思いきや、彼の目は真剣だ。呪われたおつりってなんだ。と思っている間に彼が続ける。「今夜中に誰かに