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(続)エンジニアは皆一度は受託開発をやるべきではと思った話

気づけば2020年も終わろうとしています。今年は本当に早かった。
まあそもそも、今年だいぶ大きめ(過去の自分としても社内としても過去イチ)のプロジェクトを任されることが決まってから、

「Wdkn史上からは2020年は幻の1年間として抹消される」

ことを心に決めていたので、実際にそのとおりになっただけのことといえばそうなります。

さて、今回は今年の8月だか投稿した以下の記事の続編というか補足というか、付け足しというかそんな感じになります。
(ちなみに、自分が過去投稿した記事の中では一番いいねがついてたところを見ると、そこら辺の事情は結構やはり皆さん気になるところなのかなと思ったり)


「原則的には、お金と時間があれば、解決できない課題はない」

何を付け足そうと思ったかというと、これがわかったから。逆に言うとそれは

お金と時間の制約がある中で、課題を解決しなければならない受託開発ほど、課題解決について向きあえる仕事もない」

という経験から得られたということ、です。ありとあらゆる制約の中で、様々な課題に出くわして「もうだめだー」って思った場面が多数ありました。

そんな中で様々な人からの協力と、ちょっとした偶然とで引き寄せてともかくも解決まで持っていった今年の一連の経験から、そんな事に気づきました。

お金と時間があれば、解決できない課題はない

 字面にするとごく当たり前の話を表現しています。しかし不思議なことに、1年前の自分はこのことについて「解決できない課題もたくさんある」と思っていました。
例えば「◯◯を新商品として開発リリースしたい」みたいなことを考えたときに、

・新しい言語とかの学習コストは?
運用リソース回ってなくない?
・別プロジェクトにソースコード分けるとコスト管理めんどくない?

などなど。ただ、よくよくかんがえてみれば簡単な話であって

・新しい言語とかの学習コストは? → お金でプロを雇えば解決
・運用リソース回ってなくない? → お金で運用人員を確保すれば解決、または時間を掛けて運用リソースを抑える仕組み作れば解決
・別プロジェクトにソースコード分けるとコスト管理めんどくない? → 同上

 まあ普通に解決できるやんけ、と。それをなぜだか「え、これ無理じゃん」みたいなNGに変換をして「解決できない問題山積みやー」ってなってしまってたわけです。

「解決できない」と錯覚していた理由

 なんでそんな事になってたのか。大きく理由は3つかなあと。

1.今のインプットが足りてないせいで、課題を解決可能なレベルに細分化できない
2.何故か勝手に「今月解決しないといけない」と慌てている
3.「うわあ、うわあ、うわあああ」と感情が入り込んでしまい冷静な判断ができていない

 こんな感じですね。そんで、まあ読まれたらわかると思いますが、これらの理由はどれも対処不可能な要因ではないのです。ということは裏を返せば、この理由に対処すれば

「課題は解決可能なレベルに細分化」して
「順序良く対処」していけば解決できる。

ということです。

じゃあ現実問題として解決できない課題って何や

 とはいえ、現実問題として解決されていない課題は明らかに自分の周囲に山積みであって、なぜ其れが起きているのか。
おそらく先の文面の書き方でお気づきになった方も多いと思いますが、

「課題は解決可能なレベルに細分化」して
「順序良く対処」していけば解決できる。

→ ただし対処仕切る前に期日が来たらゲームオーバー

とまあそういうわけです。ここで時間とお金の制約の登場というわけですね。シンプルに

「時間がなければ対処仕切ることができない」し、
「お金がなければ対処までの時間を短縮することができない」

というわけです。
 このことに気づけたのは、明確に「予算」と「納期」のある受託開発という仕事を通じて、時に極限状態にまで追い込まれての課題解決を迫られたからこその目線でした。自社開発のサービスだけやってたらなかなか持てない視点だったかなー、と思っています。

そのことに気づけた自分のこれから

 なんか難しそうなことも、あんまり悩まずさっぱりと、淡々と計画して勧めていこうと思ってます。そして、今までの自分にはあまりにも壮大だと思っていたチャレンジも、ちゃんと手順を踏めばできそうな気がしてきています。
そう思えた背景としては、今の自分のいる環境が
「無限ではないがそれなりに時間とお金をかけられる」
という奇跡みたいな状況
にいるということも大きいですかね。

てなわけで、
「課題解決への向き合い方について、一回り成長したい方は受託開発という経験を是非」

おわり。


↓後輩責任者に言われたのでCMです。そんな奇跡みたいな環境はこちら


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