「北海道ラーメン」と、「自分のプロダクト画面の左上から右下」まで
営業の後輩(?)とラーメンを食べにいってきました。
北海道ラーメンのお店です。今の家に引っ越してから、だいたい月に1回ぐらい誰かとくるお店。もう2年ぐらい経つのか。はええ。
「味噌オロ」という一体どういう意味なのか未だにわからないラーメンが一番好きです。
ちょっと辛いのが乗ってるんですが味噌の味がしっかりしてて麺がツルッとしてるので無難に美味い。
ラーメン食べながらした話。
「僕最近先輩に『商品説明をする時に、商品に対する愛が足りない』って指摘されるんですよね」
だそうです。彼は営業1年目。
「愛?」
「あい?」
「i?」
はい、下手な表現で恐縮です(余談ですが探偵ガリレオの「『i = ax^2 + bx +c』などという式は意味をなさない」の虚数と絡めた表現は好きです)。
さて「商品に対する愛」というフレーズを聞いて、
「はて、じゃあ自分はどうなんでしょうね」
と思った次第です。一応これでも商品開発責任者を数年やったわけなので。
「好きで好きでたまらない」
という状態のことだとしたら、多分「愛」とは違いますね。
なんというか、多分ほとんど一から触っているので、他の誰よりもダメなところもわかっている分どちらかというと「見るのも嫌」みたいな感じですか。
じゃあ「嫌い」なのか。
いやそういうわけでもなく、それで投げ出すかというとそういうわけでもない。
見事にイカした姿になるところまで諦めずに作り上げないといけないとも思っています。
なんだこのめんどくさい彼氏みたいなやつ。いや、どっちかというと親父か。いやメンヘラか?
でも話しながら思ったんですよね。
「たぶん俺、画面の左上から右下まで、画面に置いてある全部について3分ずつぐらい話せるよ」
って。うん。話せる。
「誰になんていわれて」
「何を考えながら作って」
「作った後になんて話して」
「そしたらなんて言われて」
「その後どう思ったのか」
多分マジで全部話せます。チェックボックスの一つから、ボタンから、画像から、レイアウトから全部。
あえて言おう。
「これを『愛』と言わずしてなんというのか」
そして誰かにそれを話したくなった。
あ、そうか、今日の後輩とっ捕まえて聞かせればいいんだ。
終わり。
何かって言うと、自分のプロダクトを大事にしてるエンジニアはめちゃくちゃ共感できるよって話。
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