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2022年版指標アンケート集計結果

こんにちは。WCC健康経営推進チームです。
2022年度から開始した全社指標アンケ―トについて公開いたします。

指標アンケートの目的

①健康経営推進活動の成果を見える化する
②客観的な数値を収集し、経年で分析する
③課題に対して中長期的な視点で適切な打ち手を選択する

数値目標の設定、課題の特定、施策の実行、効果の測定というPDCAサイクルを
うまく循環することができるようにするためにも、指標アンケートの収集を開始しました。

プレゼンティーズムとは

出勤はしているものの、健康上の問題によって本来遂行するための能力が低下し、
パフォーマンスを充分に発揮できない状態。

仕事のパフォーマンスを高めるには集中力が大事です。
花粉症・肩こり・睡眠不足・二日酔いのような軽度な症状である場合でも、
万全な体調でないと人間の集中力は下がってしまいます。

(1)絶対的プレゼンティーズム
自身のパフォーマンスを評価した数値

(2)相対的プレゼンティーズム
自身が思う同僚のパフォーマンスと自身のパフォーマンスの差

算出方法

設問:SPQ(Single-Item Presenteeism Question 東大1項目版)を参考に作成
実績値:従業員平均

プレゼンティーズムの設問

アブセンティーズムとは

心身の不調により、遅刻や早退、就労が困難な欠勤や休職など
業務自体が行えない状態。

企業が事業運営を維持するうえで、マンパワーは欠かせません。
労働力の担い手となる従業員の数が減ると、現場の労働力が不足し
業務の進行スペースが下がってしまいます。

(1)アブセンティーズム(日数)
体調不良により欠勤、遅刻早退した日数

(2)アブセンティーズム損失額
体調不良起因の欠勤による労働機械の損失額

算出方法

設問:病欠・遅刻・早退・病気休業の状態によって業務が出来なかった日数
実績値:全従業員平均

アブセンティーズムの設問

ワークエンゲージメントとは

従業員のメンタル面での健康度を示す概念のこと

主に「熱意」「没頭」「活力」の3点を意味する設問を使用し、スコアを算出しています。

さらにWCCでは独自指標として2項目を追加しています。

算出方法

設問:ユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度短縮版の一部設問を使用
   (1,4,5,7,8,9,10,11,14の9項目)
実績値:9項目のスコアの全従業員平均

7段階評価で回答しそれぞれは以下のとおりです。
0:全くない 1:ほとんど感じない 2:めったに感じない 3:時々感じる
4:よく感じる 5:とてもよく感じる 6:いつも感じる

22年度の指標結果

各指標について【2022年11月】と【2023年2月】の数値と22年度の平均数値となります。

プレゼンティーズム

絶対的プレゼンティーズム:年度平均 53.6%

これは、会社全体で見た時に、体調がよく、最高のパフォーマンスを発揮できる時と比較して、
約5割のパフォーマンスしか出せていないという状況です。

前向きにとらえるとこの数値となりえる課題を解決することで
まだまだ成果を発揮できる状況にあるということもわかりました。

相対的プレゼンティーズム:年度平均 88%
相対的プレゼンティーズムの基準は「1」となるため、他者と自身のパフォーマンスを比較した際に
自身の方がやや低いパフォーマンスと感じている人が多い状態です。

パフォーマンスを下げている要因:1位 肩こり・腰痛 2位 睡眠不足 3位 眼精疲労・頭痛

2位の睡眠不足対策として22年3月には、当社産業医主催の睡眠セミナーも実施し、60名強の社員が当日参加しています。

アブセンティーズム

アブセンティーズム日数:年度平均 0.8日
直近1カ月の間で、何らかの体調不良により一人あたり、0.8日欠勤している状態です。

季節や感染症などの影響も考えられますが、基礎的な体力づくりや運動の習慣化など
健康経営推進チームとして運動施策に反映させることで数値改善していきたいと思います。

ワークエンゲージメント

活力:2.55 熱意:3.1 没頭:2.95 チームワーク:3.81 キャリア:2.97

7段階評価となり、0:全くない ~ 6:いつも感じる を基準に集計しています。
チームワークは年度平均3.81と他のスコアと比較し、高い数値となっています。

一方で活力、没頭、キャリア開発については、3を切る数値となり
今後の課題が明確になりました。

キャリア開発については、年1回実施のキャリアビジョン面談を通して、想いを把握しているものの
更に次のステップを明確にできるようにすることも必要であることがわかりました。

まとめ

まずは初年度に実施して基準となる数値をつくるべく2022年11月と2023年2月に
アンケートを実施しました。

23年度のはじめに戦略マップを策定する際も、この指標を参考にしました。

基準となる数値ができたので、23年度以降は指標から目標数値を定め、
一人ひとりがより働きやすく、活力をもって、未来にワクワクするような会社となるよう
健康経営推進チーム及び各部で連携し、働きかけていきます!

近日中に22年度と23年9月の数値も公開予定ですので、是非ご覧ください!