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真の護身術


 皆さん、こんにちは。ゴシンって言うと、護身ですか、誤診ですか、誤審ですか? 木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 ロクシンなら、ゴッドマーズだったんですけど。ポゥン。

 さて。ワタクシ、武術や武道、格闘技などが大好きなんですけれども。ええ。もちろん護身術なんかも大好きです。はい。
 で。このテの話をしてると、絶対に避けて通れない話題の中に、


 (´・Д・)」どの武術が最強か。


 って言う永遠のテーマがあったりします。
 正直に申し上げまして、ワタクシ、武術大好きなので、


 (´・Д・)」全部最強でいいよ。


 って割と真面目に思ってますし、別にどれが最強でも構わないってのが本音です。
 んで、格闘技好きと、真剣に何が最強か!?って議論をするのは超楽しい。特に、シチュエーションを限定して、このケースならこの格闘技が強みを発揮できる、なんて話題は大好きですとも。ええ。


 けどね?


 殺し合いをするなら〇〇が強い。
 △△なんて実戦じゃ使えない。


 みたいな話は嫌いなんですよね。

 実際に暴力事件に巻き込まれるとか、殺されるような危機に陥るとか、それこそ相手が死ぬまで試合を続けた場合の話って、あんまり、


 (´・Д・)」意味がない。


 あんまり意味がないと言うか、ぜんぜん意味がない。
 「実戦で勝つ」を想定するなら、武器を持ち出した方がいいし、多人数で攻めた方がいいに決まってる。何なら飛び道具でも銃でもナイフでも使えばいいし、闇討ちした方がいい。
 こーゆー話をすると「いや、素手の1対1の条件は必要でしょ!?」とか言われたりするが、


 (´・Д・)」知らねえよ。


 強盗に素手でお願いしますって交渉が通じるのかよ。強盗に襲われる方だって、手元に包丁やドライバーがあったら遠慮なく使用するわな、って話で。
 そうやって「1対1」や「素手」って条件を付けるなら、


 (´・Д・)」試合でいいじゃん。


 という話にしかならないのである。
 そして、ルールを設けて戦う以上、そりゃもう、


 (´・Д・)」そのルールに
 適してる方が勝つわな。


 としか思わないのである。近年は「総合格闘技最強説」ってのが有力で、大筋は同意なんだけど、総合格闘家がボクシングルールでボクサーに勝つのは難しいし、柔道ルールで柔道家に勝つことも難しい。それが現実で、総合的ポイントでは総合格闘家が高得点を出す事を認めるが、オールラウンダーとして全局面に強いかと言われると返答に困るのである。

 そもそも、実戦(喧嘩など)を想定するなら、ジャケット(着衣)は必須になるから、そうなると柔道の方が有利だし。

 で。実戦が、実戦なら、実戦では、とリアルな暴力事件と対峙するなら、


 (´・Д・)」勝つ必要がないのよ。


 相手を制圧する必要もない。相手が撤退してくれりゃ充分だし、別に、


 (´・Д・)」逃げたっていい。


 第一に、ワタクシゃコレを声を大にして何度でも言うけれど、武術や格闘技において、



 相手がこう来たら、こう! ← コレはいい。


 それを相手が躱したら、こう! ← 躱せないし、躱さないと思う。


 さらにそれが躱されたら、こう! ← まず有り得ない。



 そんなの、相手も同じ流派の武術を学んでる想定じゃん。本当の意味で実戦を想定するなら、そんな練習するだけ無駄だと思う。
 相手がこちらの連撃を回避する想定なんかするより、フェイントの入れ方を練習する方がいい。だって、相手が素人なら、高確率で引っ掛かってくれるし。
 ん? 相手が何らかの武術をやってる可能性? そりゃあるだろうね。でも、武道を学べば精神性が育つらしいから、武術に精通する悪人なんていちゃまずい。

 いた所で、それに出くわす可能性は低いから、それを想定するよりは、スルーした方がいいだろう。

 だったら常から、合法で武器になりそうな何かを携帯する方が、よっぽど実戦的だと思わないか?
 それがベルトでもカバンでもスマホでもいい。そう言った武器術を学んだ方がよほど実戦的だと思うのである。少なくともワタクシは、ね。

 と言うか、実戦ってのを想定すると、そもそも勝つ必要がない。
 理不尽で厄介な暴力からは極力逃げるべきだし、逃げる以前に近寄るべきではないのである。
 昨日の記事にも通じる話だが、武術なんてモノは凶器を手にするようなモノだから、行使しないに限る訳だ。
 実際、覚えた技は試したくてウズウズするのが人間なのである。少なくともワタクシは「使える技」は実際に使えるのかどうか試したくて仕方ないし。

 誤解なきよう、先に言っておくが、ワタクシは護身術の類も大好きなのだが、現実を見ると、

 護身術が、いざという時にすんなり出てくるようになるまでの時間や労力というコストを考えると、


 (´・Д・)」確率的に
 無駄だと言わざるを得ない。


 いざという時が来るかどうかなんて事を加味すると、言ってしまえば掛け捨ての保険レベルだ。しかも、保険の要項と同じく、必ず役に立つとも限らない。

 つまり、だ。
 武術にしろ、格闘技にしろ、護身術にしろ、本気で身を守りたいなら、


 痴漢撃退用スプレーを
 常に携帯しておく方が
 よっぽど効果的なのだ。


 防犯ブザーを鳴らす方が役に立つ。後は、いざという時にソレをスムースに実行できるトレーニングをした方がいい。
 こう言っちゃ何だが、受け身の練習をするよりも、


 (´°Д°)」大声を出す練習。


 (´・Д・)」逃げ足の為の走り込み。


 基礎トレーニングとしてコレをやってない時点で護身でもなければ、実戦的でもないのである。
 正直、周囲にある物を武器・防具として咄嗟に使う方法や、必要ならば、せいぜい1発殴るなり蹴るなりして、隙を作って逃げるってのが、


 最も安全で確実な
 護身術って事である。


 しかしね? そんなリアルを誰が学びたいかね? いや、ワタクシなんかはむしろそーゆーのが見たい、知りたいとは思うけど、そんなのは例外で、道場の採算ベースで考えたら月謝が取れるとは考えにくい。
 興業として考えたら、もっと有り得ない話だ。

 ぶっちゃけ「そんなのは真の武道じゃない」なんてのは「どうでもいい」のだ。
 申し訳ないが、時代とともに「武」の形も変わる。
 いくら強くなろうと、現代の喧嘩でそれを使って(使わなくても)相手に怪我を負わせたら普通に傷害罪に問われるだろう。
 正当防衛であれ、過剰防衛になるかも知れない。
 今後、常識が変わって、日本が無法地帯になる可能性がない訳でもないが、現代の日本で「武術を学ぶ」と言うことは、結論から言うと、


 (´・Д・)」趣味か、
 プロになるしかない。


 そこに「実戦向きか」なんてのは、あまりにもナンセンスな問いかけなのである。
 見るにしてもやるにしても、楽しむか、稼げるかしか存在し得ないのだ。

 で。これまた昨日の記事に繋がる話だが、「俺の方が強い」だの「あんなのは実戦で役に立たない」「あの流派はニセモノだ」なんて口論がSNS上には無数に転がっているが、


 (´・Д・)」無闇に煽って
 敵を作ってる時点で、
 むしろ護身から遠いよね。


 と思うばかりである。
 そーゆー意味じゃ、内心で嫌われていようとも、表面上は八方美人の口八丁でテキトーにやり過ごす方が、


 (´・Д・)」護身としては効果的。


 って思っちゃう訳である。割と真面目な話。
 
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 なお、この先にはワタクシのSNS上の悩みが書かれています。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。