挑戦者現る!
皆さんこんにちは。Here Comes A New Challenger! 木賃ふくよし(芸名)です。
ワタクシ、今月末で24年の自営業生活に終止符を打つ訳なんですが、まあ、その間に色んなお客様を見てきました。
良いお客様ばかりです。
悪いお客様なんていません。
悪い奴はお客様じゃねぇからな。
さて。
そんな訳で第一回で紹介したバーの過ごし方講座ですが、
今回は第2弾!
店に挑戦するな!!
をお送りいたします。
はい。割といらっしゃるんですけどね、バーに限らず、店の人間と戦おうとする人って。
いや、ジャンプのバトル漫画の読みすぎなのか、グルメ対決漫画に影響されたのか、厨二病が治ってないのか、はたまたオシャレ系雑誌に書かれた三文記事に踊らされてるのか知りませんけども。
ぶっちゃけ、お兄さん、何と戦ってんの? って言いそうになります。
はい。お店は楽しく過ごすものです。バトルしてどうするの。
無論、バトルして勝つのが楽しいんだよって方もいらっしゃいますでしょうし、心が広いワタクシでも、なんだこの慇懃無礼な店員は? って思うケースがない訳じゃありませんが。
でも、良い事を教えておきますね。
気に入らない店には、2度と行かないのが一番のダメージです。
悪口を広める必要もありません。
悪口は下手に広めると、余計に客を呼びますから。
あと、あなたの悪口は逆効果かも知れません。
特に、良かった店より悪かった店の方が多い人は要注意。
「あ。コイツが
文句言ってるって事は、
良い店だったんだな」
って評価になりますよ。マジで。そーゆー見方されてますよ。
さて。この辺で本題に戻ります。
いいですか。
店側は基本的に、客と勝負するつもりはありません。
考えてください。
相手はその道のプロですよ。
普通に考えりゃ、相手の方が詳しいに決まってるんです。本を二、三冊読んだだけで通気取りの素人より詳しいに決まってるんです。
プロは客を負かすのが仕事じゃありません。
知ってても、知らない振りをしたりします。
そんなもんです。
あの店は大した事ないな、とか、勝ちを譲ってもらった事に気付けないお前の方が大したことないわ、と。
無論、全員が詳しいプロって訳でもないし、全員が勝ちを譲ってくれるとも限りません。また、全員が優しい訳でもありません。
けれど、大半の店は優しいし、詳しいんです。
戦っても損しかしません。店は「楽しむ」ために行ってください。戦いは不毛です。
どっちかが知らない事があっても、「勉強になった」ぐらいでいいんです。
そりゃプロだって知らない事だらけですし、素人は仕事じゃなくて趣味でやってますから、業務上では必要ない知識をたくさん持ってたりします。そーゆー意味では素人の方が強いし。
そーゆー時も勝った負けたじゃなくて、店の話題を1つ提供してあげたぐらいの気持ちでいてください。
繰り返します。
店は勝負する場所じゃありません。
「楽しむため」に行ってください。
知識をひけらかしに行く場所ではありません。
それがやりたいなら、キャバクラに行ってください。
で。キャバクラのバックヤードでクソ客扱いされててください。
で。まぁ、店をやってると、少なからず勝負しにくる人がいるんです。特にワインブームの頃とか多かった。
ワタクシの場合は、「お詳しいですね、お好きなんですね」って別の話をするようにしてます。その人の知識が間違ってても訂正しないケースもあります。知らない振りをする事もあります。場合によっては訂正するケースもありますが、一番困るのは、次のパターンです。
店員ではなく、隣の客相手に妙な張り合いをするパターンです。
その場合は大体、店員さんが利き手側に回って場を収めたりするんですが。
以前あったケースで一番キツかったのは、
得意げに、隣のお客様に知識をひけらかしているんですが、
その人、
その専門分野の
権威なんですよ。
ワタクシが止めようとすると、その方は笑顔で「大丈夫」ってサインを出し、最後まで、間違いだらけの講釈に頷き続けてましたが。
途中、わざと鋭い質問をして、
「おっ、結構詳しいですね」
とか言われてて噴飯ものでしたが。
そう言ったケースがあったりするので、バーとかで知識をひけらかしたり、勝負を挑んだりするのはやめましょうね。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。