道程
皆さん、こんにちは。コレで童貞とかはしゃぐのは中学生までにしておけ。木賃ふくよし(芸名)です。
さて。ワタクシは一応ながらも、20年以上、経営者だった事がある訳なんですが、その経験があるから、って言うつもりはなく、
(´・Д・)」経済学は、
小学生からやるべき。
って思ってましてね。ええ。
ここで経済学って言うからややこしく考える人は増えちゃうと思うんですが、
(´・Д・)」金の動きと
金の大切さは早くに知れ。
って思ってる訳ですよ。
小学生に「家族とか、愛とか、金より大切なものがある」って教えるのは、
(´・Д・)」家庭でやれ。
世の中は銭や。金がすべて。あ? 無人島に流れ着いても金が大事なのか? ふむ? じゃあ逆に訊くが、現代日本に生きる上で金が大事じゃないのか?
ワタクシゃ特殊条件の話をしてるんじゃない。ごく当たり前の、90%以上の現代日本人が直面している現実社会の話をしてる。だから、金の大切さや価値、その流れや稼ぎ方はガキのうちから学んどけって言ってるだけだ。
何も、そんなに難しい話じゃない。
なぜ、働かないといけないのか。なぜ働いたらお金がもらえるのか。なぜ金が必要なのか。そもそも金とは何か。
価格は何で決まってるのか。会社とは何か。人件費とは何か。経費とは何か。税金とは何なのか。借金とは何か。
こーゆー根本的な部分を小学生の時に、
(´・Д・)」ふんわり教えとけよな。
って思ってる訳だ。この辺の基本的な成り立ちを理解してれば、何でもかんでも、
(´°皿°)」政治家が悪い!
日本はもうダメだ!
海外に移住した方がいい!
政治家と金持ちは悪人!
ディープステートの陰謀!
とか言い出さなくて済む。
実際、経営者をやってたから、と言うより、接客業をずっとやってたからこれまでに数多くの人間を見てきた訳だ。その中には、
(´・Д・)」自営業なんだから、
経費で落とせばいいでしょ?
って有難い御意見を何度も頂いている。大学生ならまだしも、会社員の人からですよ?
有難すぎて涙が出るけど、自営業者における「経費」は、減税対象でしかなく、領収書の束を税務署に持って行っても、現金で返ってくる訳じゃないんですよ。
他にも、「自営業とか丸儲けでしょ?」とか。そう思うなら自分でやればいい。
ところで、家賃や原材料費って聞いた事ある?
また、近年では意味が変わってしまってる「中抜き」とかね。
「仲介業者を通さないと商売が出来ない」って状況はクソだが、基本は仲介業者は必要なのである。
大手と直取引すると、自分が欲しいのは1キログラムだけなのに、ロットが100キログラムだったりするから。
ぶっちゃけ、100キロまとめて直取引すりゃ安いが、99キロを持て余しても知らんし、支払額もデカくなる。それを10キロとか1キロで売ってくれる仲介業者に対し、
(´・Д・)」中間搾取だ!
みたいな事を言われても、
(´°Д°)」ハァ?
ってなモンである。
そう。経済の流れを理解すると、物事の理解度が上がるのである。
極端な話をすると、ただの会社員が個人で派遣社員を雇い、自分の仕事をそいつに丸投げする事だって出来る、という意味を理解できるかどうかだ。
そうすりゃ、自分は出勤もせずに、寝てても金は派遣社員が稼いでくれる訳だ。
ただし、そいつの給料を払ったら、自分の手元には、いくら金が残るのか考えろ、って事になる。
それで1万円しか残らないとしたら、雇う派遣社員の数を30人に増やせば30万円儲かる計算になる。
無論、30人も管理するとなると、寝て過ごす訳にもいかんだろうがね。まあ、それが派遣会社だ。
他にも、「借金」を「消費者金融」と「個人のローン決済」と「企業の計画借金」なんかを混同してる人は多い。
個人の消費者金融による借金は90%以上が「負債」だが、家や車を買う為の借金は、概ね負債にはならない。企業の計画借金も同様だ。
借金は負債とも資産とも解釈できる訳だが、この辺を理解してないと「借金をしてるって事は赤字だ!」なんてアホな事を言い出す。
要は、こーゆー「金の流れ」をある程度理解すれば、素っ頓狂な政治批判や金持ち批判は減るし、自分の利益にも繋がりやすい。ワタクシはそう思うのである。
他の例で言うと、「道」だ。
道に限らない箱モノもそうなのだが、税金を使って道路や〇〇ホール、〇〇記念会館なんかを作るのは、それだけで金が回るし、仕事や雇用も生まれるため、基本的にはガンガン作るべきなのである。
ただし、作ったはいいけど維持費が莫大で、まるっきり採算が取れません!なんてのは問題で、だからこそ箱モノには慎重になるべきであろう。
念のために言うと、図書館や公園など、維持費が掛かろうと赤字だろうと必要なものもある。
その点、「道」はいい。
道路を作る事により、仕事が生まれる。どうしても維持費は掛かるが、道は金を生むのである。
いや、図書館や公園が金を生まないのなら、道路も金を生まないだろ、という意見が出てくる事は想定済みだが、正確には図書館も公園も金を生んでいると言うべきか。
図書館も公民館も公園も記念館も何もない町に、誰が住みたい、行きたいと思うだろうか。
つまり、電気水道ガス通信というインフラ整備と同等に価値があるのは「道」なのである。
どれだけ魅力的な観光資源があろうと、そこに至る道がないのでは辿り着く事はできない。
簡単な話をしよう。ワタクシが住む「京都」の「京都駅」から、同じ京都府の観光名所「天橋立」に行こうとすれば、車でも電車でも、約2時間必要である。
(´・Д・)」新幹線を使えば、
東京駅まで行ける時間だ。
おわかりだろうか。道と交通手段が運ぶのは「人間」だけではない。「金」と「文化」をも運ぶのだ。
直線距離で言えば何倍もある。それを効率よく繋ぐのが道なのだ。
わかりやすい話、自分の家から最寄りのコンビニが直線距離で50mだが、川がある為に橋まで回り込まなきゃいけないから歩かなきゃならない距離は200mになるとする。
2番目に近いコンビニが歩いて150mの所にあったら、そっちに行くだろ、って話だ。
しかし、家からコンビニを繋ぐ橋が作られたら、やはり50mのコンビニに行くようになる。
経済と流通と道はそれほどに直結しているのだ。
バブル崩壊後の日本は「失敗した箱モノ」を筆頭に土建屋産業を扱き下ろしてきた。
「無駄な道路を作ろうとしていた」なんて散々言われたが、基本的に無駄な道なんてないのだ。(本当に無駄な道路もあるにはあるし、箱モノと同じく見立てが甘かったり、目論見が外れた例もある)
バブル崩壊後のイメージが強いのか、それとも美しい田舎を守ろうとする意識が根強いのか、「道路を作る」=「悪いこと」の印象が強いようだが、ワタクシはそれこそ「田舎」を誰も来ない、人も住まない廃村にするより、道を通して活性化させるべきだと考える次第である。
なお、「道程」と言えば「高村光太郎」の「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る」で知られるが、全文を読んだ事のある人は少ないのではないだろうか。
いざ全文を読んでみると案外スケールが大きく、思ってたのと違う、となるやも知れません。
また、「道」と言えば、先日が故・アントニオ猪木の命日でございましたが、彼も「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ」と言う詩を遺しています。
では、ワタクシが考える、ワタクシが体験してきた「道」とは何なのか。それを書き記して、本日の記事を終えたいと思います。
僕の前に道はあったはず。
僕の後ろに道はなく、
(´・Д・)」コレ、、、
(´°Д°)」けもの道だ。
成功者の例を見て、自分にも行けるはず、と進んだ道が獣道で進めず、引き返そうにも道が失われおり、路頭に迷う感じ。
高校中退して、自営業やって、コロナで廃業して、半世紀も生きて、いったい何やってんだろ、という心の声を詠みました。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。