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見ねばである! 道をあけよ!
皆さん、こんにちは。本日は2回目の挨拶です。木賃ふくよし(芸名)です。
いや、昨日は映画「ザ・バットマン」を観てたら3時間もあって、原稿はほぼ書き終わってたんだけど、校正とかしてる時間がなくて、本日一挙2本掲載となります。
※ 1本目はこちら。
さて。いきなりですがワタクシ、走るのは苦手で、とにかく遅い。バテるのも早いし、短距離も長距離も鈍足である。
だがしかし、
歩くのだけは、
とにかく速い。
ワタクシと歩いた事がある人は「あー、、、」って思ってる事だろうが、とにかく歩行速度はちょっとビビられるぐらいに速い。
並んで歩いてる人の、息が乱れるぐらいに速いのである。
デートなんかしようものなら、女の子を置いてけぼりにする事もザラ。
ワタクシは普通に歩いてるつもりなんだけど、人混みや点滅信号なんかが絡むと、平気で放置して先に進む。進むってか、進んでる。
ちんたら歩けないのである。
しかも、何時間でも何十kmでも割と平気で歩く。
最長は明石から京都の約100kmを休憩込みで約22時間。
google mapによると171号線経由で、19時間で歩けるらしい。ワタクシは三度の食事と休憩を挟み、徹夜で2号線→1号線経由。
冗談のように聞こえるかも知れないが、1km以上、下手すると500mの距離でさえ、走るより歩いた方が速い。
要するに走っても遅いし、走るとバテてしまって歩行速度まで落ちるが、歩いてるだけなら速いまま歩き続けられるのだ。
特に意識して早く歩いてる訳ではなく、それがナチュラルなのである。
だから、道を塞ぐ人の多い人混みが苦手。
苦手な上に、トボトボ我慢して歩くのが嫌いなので、隙間を見つけたらグイグイ抜いていく。
つまり、人混みの中だと、余計に速度が上がるのである。(無駄にジグザグで進むため、到着時間はさほど変わらないが、直線距離に換算するとかなりの速度になると思われる)
ちゃんと測った事はないから知らんが、時速6kmは下回らないと思う。
なので、道を塞ぐようにトロトロ歩いてる人が嫌いなのである。
手を繋いで歩いてるチマチマ歩いてるカップルとか、団子状になってダラダラ歩いてる学生の団体とか、フラフラ歩いてる酔っ払い集団とか、
爆発四散
(´°皿°)」
しやがれ!
とか思いながら歩いていたのがワタクシ。さすがに、歳をとって性格も丸くなったのか、もう爆発四散しろとか思わなくなりましたし、カップルは微笑ましく思えてきたし、学生とか元気でいいなとか、酔っ払いにも無事に帰れよ!って思えるようにはなって来ました。
せいぜいカミーユに対して「後ろにも目をつけるんだ!」ってな無茶を言うアムロぐらいの気持ちです。
ってか、歩行者の大半が背後に対して全く意識が向いてないんですよ。
普通に考えて、歩行者が遅いは当たり前です。まして速度が出てない訳ですから、背後に気を使う事をオススメする。
そりゃ、何をしでかすかわからない子供を連れてるとか、その子供とか、色々鈍くなってる老人とか、それに対してまで「後ろに目をつけろよカトンボめ!」とか思いませんよ。
子供、子供連れ、老人らに対しては、
「そこッ! ヤツの動きが見える!」
ってならなきゃならないのは我々の方でいい。それでいい。そうあるべしだ。
しかし、それが可能であると言う事は、我々は、自転車やワタクシみたいな暴走歩行者が後ろから迫って来ている可能性について、もっと考慮すべきではないでしょうか?
ん? お前は出来てんのか?
(´・A・)」 は? 何言ってんの?
なんで追い越す側のワタクシが、追い越される側のムーブを取らなきゃいけないの?
黄河は水たまりを叱りはしないと言うが、ワタクシの考えは違う! 貴様らのいる位置は、5秒後に我々が到達して、10秒後には追い越す!!
と異世界に転生する前の烈海王みたいな気持ちではいますが、自転車より速い訳はないし、一応、ちゃんと背後にも気を付けてはいます。
いや、無論いつも気を付けてるかと言われると返答に窮しますし、やはり人と歩いていたり、店頭などに観るものがあったり、スマホの道案内を見てる時なんかは、意識が逸れちゃうのも事実。
ワタクシも先日実際に、夜中で人がいないからってスマホ見ながら歩いてたら、電柱にぶつかったし。
要するに、ワタクシみたいな暴走歩行者が確実に存在するから、皆さんも気を付けようねって話なのである。
長々と書いたが、実は本題はここからである。
実はこれ、1年半前ぐらいに起きた出来事をここに書くべく、ネタ帳に書き残していたのだが、1本の記事として仕上げるにはイマイチな内容だったので、ようやく書ける事になった。
そう。1年半前。
無職で何もしないのは良くないと、毎日伏見稲荷山を登っていた時の事である。
狭い山道を、ノロノロ歩くカップルが道を塞いでいたのだ。
男の方は見るからに柄の悪そうなストリート系の服装。ガニ股で余所見しながら喋っている。道を開けてくれそうにはない。
しかし、女の子の方は、山歩きが出来そうなアクティブな軽装で、見るからに礼儀も正しそうである。なんでカップルなんだ? と思わなくはないが、そんな事はどうでもいい。道を開けてくれれば、それでいいのだ。
だが、女の子が「人が来てるから道を譲って」と言っても揉めそうだし、ワタクシが「道を開けろ」と言っても、言わずにズイズイ近付いても、下手したらトラブルになりそうである。
さて、どうするか、、、。
まあ、ワタクシが何も言わずに横をすり抜けるのがベストだろうな、と思った瞬間、カップルの女の子の方が、ワタクシに目を配った後、
(╹◡╹) 「あ、アレなんだろ? 見える?」
と、山の木々の合間から見える風景の方に、男を誘導し、道を開けさせたのである。
(;´°Д°)」 この女、、、
ニュータイプかッ!?
気付いたのも察したのも凄いが、道を開けさせる為の機転といい、その鮮やかな手際といい、只者ではないアイデアと判断力、行動力である。
偶然そうなっただけと言う可能性もあるが、すれ違いざま、目線が合い、軽く会釈されたので、おそらくは意図的な行動であろう。
ってなコトがあったのだが、コレを書こうと思った切っ掛けは、先日である。
ワタクシは現在、デパートの地下闘技場….じゃない、地下キッチンにて調理補助的な仕事をしているが、料理や食器を売り場に持っていく訳だから、当然、デパ地下という人混みの中を歩く。
それも買い物客だらけ、目移りするようなショーケースだらけなので、正直、働いてる身としては、
(´°皿°)」 後ろにも
目をつけろよ!!
とか思ってしまう訳です。
それが起きたのは先日、洗い物を抱えたワタクシの眼前。
大変失礼ながら、とても頭の悪そうなカップルがワタクシの前を歩いていた。デパートと言うより、夜のドン・キホーテが似合いそうな、パジャマみたいな服装のカップルである。
肩を組むようにして歩いてて、道を塞いでいるため、邪魔でしかない。
しかし、ワタクシからの「退け! 愚民どもめ!」というオーラを感じ取ったのか、パジャマにピアスにピアスにピアスに金髪プリン頭の男が、ふとワタクシの方に目を向け、少し微笑むようにして、
女の肩を、強く
抱き寄せたのである。
(;´°Д°)」 道を…
譲ってくれたのか…!?
1年前のあの女の子のように、道を開けてくれたのである! しかも、抱き寄せる形で、誰からの反感も買わない。コイツもニュータイプなのか!?
アタマが悪そうとか思ってゴメン!
服装に惑わされるオールドタイプな自分が恥ずかしいよ、、、。
とか思ったけど、開いた空間が狭すぎて追い抜けない。
しかも、「狭くて通れません」オーラを出し続けるも、男はまるで気付く様子はない。
ひょっとするとコッチを見て笑ったのは、休日でも関係なく働く哀れなミンチカツおじさんを哀れむ嘲笑であり、道を譲った訳ではないのかも知れないね?
さあ。コレで皆さんも本日のテーマが何かわかりましたね?
背後にも気を配れ?
(´・Д・)」 違います。
(´・Д・)」 人は
『見た目が9割』
ってコトです。
※ この記事はすべて無料で読めますが、後ろに目がつけられない、財産の引力に魂を縛られたオールドタイプは投げ銭(¥100)をしなければならん時が来ているのだ!
なお、この先にはどうでもいい速さの話しか書かれてません。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。