M君は生き続けるさ…
皆さん、こんにちは。夢を、、、見たの、、、。木賃ふくよし(芸名)です。
夢?
というAKIRAのあの場面がなんか好きです。
どうでもいいけど。いや、コレもホントにどうでもいいけど、「夢でまた会える」的な歌詞多すぎじゃないかな。
と言うわけで、本日は夢のお話。叶える方のビッグドリームではなく、寝てる時に見るナイトドリームの方です。
最近、ワタクシ、かなり多くの夢を見てるっぽいんですよね。
と、言いますのも、老化が始まっているのでしょう。長い時間は寝られません。だいたい3時間ぐらいで目を覚まします。それで疲れが抜けている訳でもないのに、眠気は消えており、数時間すると再び眠気に襲われる。それで再び3時間の睡眠、、、という面倒なサイクルになってしまっています。
で。夢を見るのは眠りが浅い時間帯の寝入り端と覚醒前らしいので、どうやら、確実に4回の夢を見ているのではないかと推測されます。
いや、夢は長時間睡眠でも、浅い眠りと深い眠りを繰り返している(レム睡眠。rapid eye movement)らしく、その度に夢を見る期間と見ない期間が訪れているようですが、その時よりも多い回数の夢を見ている気がするのだ。
無論、夢なので覚えていたり覚えていなかったり、色々なのですが、ワタクシの夢は些か他人と違う傾向にあったりする。
100%と言う訳ではないが、かなりの高確率で、
自分が登場しない。(50%以上)
夢だと気付いている。(50%以上)
映画を見ている状態。(カメラマン目線でパンする。25%ぐらい)
もしくは誰かの視点から物語(夢)を眺めている。(25%ぐらい)
↑この場合、ワタクシの意思が介在して動かせる場合と、誰かのプレイするFPSを見ている状態の両方が存在する。
たまに、複数夜に渡って、続き物のストーリーを見る。
つまり、一般的に言われる「自分が自分として登場し、自分として行動するけれど、夢と気付かない」ケースはそんなに多くないのだ。
で。夢の内容を覚えている確率は1/3ぐらいだと思うのだが、いかんせん覚えていない事を数えようもないのでどうしようもない。
また、起きた瞬間に夢の記憶を辿ろうとすると消えていくケースもあったりするので、全くもって正確な数字はわからないとも言えるが。
ここでポイントだ。
そもそも夢を見ていたことさえ記憶にない、という点である。
例えば、自分が殺される夢なんか全然見た事がないよ!と本人的には嘘を付いていなくても、実は、自分が殺される夢だけは全く記憶されていない可能性がある。
そう。
どうやら、ワタクシは記憶していないだけで、自分が自分として出てくる夢を見て、自分として行動している夢を見ていたらしいのだ。
少なくとも、この1ヶ月の間に、複数回にわたって見ていたらしい。
それが判明した。
と言うか、その出来事が夢か現実か区別が付いていなかったのである。つまり、夢を現実に起きた事だと思い込んでいたのである。
それが、今日見た夢で発覚した。
今日見た夢は、バーをやっていた頃のお客さんと、久々に会う夢だ。
久々に会う4人ほどの顔ぶれで、最近どうしていたとか、騒ぎの前のような馬鹿馬鹿しい話をしていたのである。
その時、不意に、メンバーの1人、Y氏がこう言ったのだ。
(*゚∀゚*) 「そう言えば、今日は来てないけど、Mくんは最近どうしてるの? ツイッターでも見かけないけど」
その場にいた全員が凍りつく。事情を知らないY氏は、Mくんと仲の良かったBくんに、
(*゚∀゚*) 「Bくんは何か聞いてないの?」
と続けるのだが、Bくんは口ごもり、言葉を出せないでいた。ワタクシはどうにか助け舟を出さないと、と大慌てで話に割り込んだ。
(´・Д・)」 「Yさん、あの、Mくん、、、死んだんスよ」
とにかくこの話を止めないと、という意識が勝り、言葉を選んでいる余裕は、ワタクシにもなかった。しかし、この言葉選びが悪かったのだろう。
(*゚∀゚*) 「がははは。またまたそんな冗談言っちゃって」
と笑い飛ばすY氏。
(´・Д・)」 「マジっす、、、!」
と、言葉と表情と口調とゼスチャーで伝えるワタクシ。
(*゚▽゚*) 「、、、え。」←マジだと気付いた模様。
仲の良かったBくんが、俯いて、「、、、元気だったんスよ。いつもみたいに馬鹿みたいな話して、いつもみたいに酒飲んで、タバコ吸って、、、」って声が段々と涙声になる。
Mくんの急死は、ワタクシにとっても衝撃だった。1ヶ月ほど前、例の流行り病とはまるで関係ない病気で急死した。ワタクシは葬式の後に知らされたので、葬儀には参列していない。
Mくんはまだ大学を出たばかりで、ワタクシの半分も生きちゃいない。
そもそも店が潰れてから半年以上も会っていないのだから、会わないことに悲しさを覚えるほど乙女チックじゃない。だが、もう会えないのは話が別だろう。
もう、あの馬鹿話が聞けないのか。もう、軽口を叩き合うことはないのか。
死ぬのは仕方ないにしても、順番が違うだろう。
無職のおっさんが死ぬ方が先だろう? いや、誰のせいでもない。世の中はそんなものだ。今までにだって、両手の指では足りないぐらいには、色んな奴を弔った。中には、自分で命を絶った奴もいる。
もう1人増えただけだ。特別な事じゃない。
だけど、それが特別じゃないからって、悲しくない訳じゃないだろう?
堪えていたBくんが泣きながら、最後に会った時の事を話し始めた。こんな特殊な事態じゃなければ、せめてあと数回は会えていたのに、と。
よく「お通夜みたいな」なんて表現をするが、それは実質、本当の意味でのお通夜になった。
で。その辺で目が覚めて、めちゃくちゃ悲しい気持ちのまま、記憶を辿る。
(´・Д・)」 あれ、、、? Mくん、死んだんだっけ、、、?
そこで一気にフラッシュバックする夢(?)の記憶。どうやらワタクシは複数回にわたって、Mくんが死んだ世界の夢を体験していたっぽく、それが現実だと思い込んだ上に、その記憶ごと綺麗に忘れていたのだ。
起きたばかりで、まだどれが夢なのか、どれが現実なのかわかっていない。
(´・Д・)」 Mくん、生きてるよな、、、?
わかっていないが、ワタクシは現実的に見て、無職でほとんど人と会わないし、メールやLINEのやりとりも少ない。それを見れば確実である。
うむ。履歴から判断して、Mくんは生きてる。だが、まだ信用できない。
ツイッターのアカウントを確認する。
元気にクソツイを投稿してる。
それでもまだまだ信用できないので、「生きてる?」ってLINEを送って本人の生存を確認する。
クソリプが返ってきた。
(※ ヒ○ラーの画像で)
ヽ(;▽;)ノ こんなに嬉しいことはない。
(´・Д・)」 普段見ないタイプの夢だったので、マジで動揺したわ。
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なお、この先には、この話が台無しになるステキな追記がされています。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。