読書メモ:井筒俊彦『言語と呪術』(その1)
先日の『ソウル・ハンターズ』と合わせて読みたいと思い、井筒俊彦著『言語と呪術』を入手した。
『ソウル・ハンターズ』についてはこちらのnoteでさらりと触れたが、ポイントは言葉には、論理的で科学的なものから、俗に言う迷信や呪文のようなものまで、大きく異なるモードがあり、異なるモードで言葉を使用する人の間で「翻訳」をするのは至難だ、ということである。
厄介なことに、表面的に聞いたり読んだりできる単語、形態素の相貌からは、それがどのモードにあるのかわからない。
ある単語