想像と責務
わたしはさっき仕事中に責務を優先した結果人格を疑われた。今わたしは新入社員として研修を受けている。そして使っているマウスの電池が切れてしまったので先輩社員に相談したところ動いてくれていた。
それを見ながらわたしは一つの選択を自分に迫った。このまま先輩社員を忠犬のように待ち続けるか、それとも研修を一歩でも先に進めて早く会社の役に立てるようになるか。
わたしは後者を選んだ。
全体の為を思った選択だとわたしは今でも信じているし間違ったことはしていないと考えている。もちろん動いてくれた先輩社員にはとても感謝しているし感謝は言葉にして伝えた。
しかし、それを見ていた他の社員からわたしの人格を疑うような言葉を浴びせられた。
ところで、わたしは人の心を写す鏡のような存在であると前に書いたことがある。
私心が薄く鏡として感情を持っているのだと。
そしてその人から写し取った感情は何ともマイナスに満ちた感情だった。吐きそうになった。
人の気持ちを想像することは個人レベルではとても大切であるし人間関係を構築するに当たっては最優先事項とも言える項目だろう。
しかし、こと仕事においてはそれを切り離して行動できなければならない部分もあると「研修で」学んだばかりだ。
人間とは何とも難しい生き物だなあ……。