今までを否定してみよう。一旦ね。
自分がいつも感じていた居心地の悪さがなんなのか、ぼんやりとわかってきた気がする。
小さい頃から負けるな、勝て、逃げるな、立ち向かえ、イジメを受けた時も、学校や部活での成績や評価が同級生に負けた時も母や兄からそう言われ続けた。だからイジメてきた奴らに仕返しをした。同級生らにどんな事でも見下されていると感じたら噛み付いた。
だけど今になって思う。多分僕は元々負けるのは嫌でもなんでも無かった。悔しくもなかった。なのに悔しいと思え。そう教えられて悔しいと思い込む様になった。そうして同級生からは負けず嫌いだとか逃げない人だとか色んなイメージがついたのかも知れないけれど僕にそんな物は元々無かった様に思う。
同級生に舐められてバカにされても正直なところ。めんどくさいからいいや、それをひっくり返すための努力なんかやってられない。それが本音だった事を忘れてた。
家族の教えに従ったのは意味があったのかもしれない。それが今の力になってるかもしれないし今を構築しているのは事実。
だけど一つわかる事は居心地が悪いと言う事。
だってめんどくさいもん、今でも舐められた時に一旦ムカついてしまう癖がある。でも少し自分の気持ちを紐解くと別になんとも思ってないんだよ。無駄なエネルギー使ってるよな。
今までの自分を構築したものに縛られてんの、良い悪いの話じゃない。良い様に働く事もあるけれどね。
好きじゃない、
自分に感じる薄っぺらさや違和感の本質は多分ここにあるっぽいんだよな。
悔しいと思っているのではなく悔しいと思う様にしているだけ。まぁみんなそんなもんなんだと思うんだけどね。
ご飯に感謝しながらいただきます。を本当に言える人がどの程度いるのか。
感謝しているつもりになっているけれど心の底から感謝できた事なんて多分まだない。
この自分の中に生じる気持ち悪さを一旦自分の中で整理しながら目を向けてみよう。
てことで、意識的に明日から自分を守るために家族が着せてくれている今は重たいだけの鎧一旦脱いでくか。もう少し身軽に動ける様にしてから自分が気に入った物を身に纏ってみよう。