見出し画像

ピカソの言葉

ピカソはファンの女性に絵を描いて欲しいとお願いされて描いた絵に100万ドルの値段をつけると、30秒しかかっていない絵に100万も払えないと怒る女性に対して「いいえ、30年と30秒ですよ。」と返したそうだ。

たった30秒の絵でその30年間が集約出来ているのかはわからないけれどピカソのこの言葉にハッとさせられた

アートってそういうもんだよな。ってのもあるけれどそれ以外にも通ずる部分がたくさんあるなと

例えば優しさなんてものもそうだろうか

人にやさしくされた時にその人の優しさの背景が目に浮かぶことがある

当たり前に享受してしまう人の言葉一つとってもそこにはその人の軌跡がある。

辛く、苦しい道を歩いた上で今ここにいるこの人がくれた優しさの価値はこの一瞬だけのものじゃない。この人の人生を使ってるんだなって

僕を救ったこの言葉が出たのは今抱いた優しい感情だけでなくそれまでの多くの経験や辛い過去の中で磨いた言葉の表現力なんだと

一見、傲慢にも見えるピカソのスタンスに琴線をぶん殴られた感覚だったのでメモとして残しておきました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?