『便利』を味わうと、そこから離れられなくなる話
前回のポッドキャストで、ブルートゥースイヤホンがお亡くなりになったお話をしました。
マラソン大会で、火照った頭を冷やそうと水をかぶったところ、イヤホンにも水がバシャーッ。
ザザザザ、ピピピピと聞きなれぬ電子音が聞こえたかと思うと、そのままスンと息を引き取ったのでした。
買って間もないイヤホン。
人生これで2つ目のブルートゥースイヤホン。さようなら。
それならば、コード付きのイヤホンでいいじゃないか!と思う心と、一度味わってしまったコードレスの便利さに、やっぱりブルートゥースイヤホンでなきゃダメだと思う心。その葛藤をくりかえしていたことをおしゃべりしている今週のポッドキャスト📻
世の中便利になってくると、その便利さに体が慣れてしまって、その便利さを享受しないではいられなくなります。
イヤホンだって、これまでコード付きのイヤホンを使っていて、別段、不便とも何とも思わなかったのに、ちょっとジョギング、ランニングのQOLをあげようと思って使ったら、もはやこれなしでは生きられない体になってしまいました。
別になくってもいいけど、あると便利。
かゆいところに手が届く。
それがヒトの欲を刺激し、欲しい欲しいと思わせる衝動に繋がっていくのでしょう。
そもそもジョギングシューズだって、それをはいて走れれば問題ないはずなのに、やれクッションがどうのこうの、カーボンがどうのこうの、デザインが、色が、メーカーが…とか思いはじめるとキリがない。
カメラだって、ギターだって。趣味にお金をかけようと思うと天井知らずになってしまう。はぁ…困ったものです。
でも世の中のサービス産業というのは、そういう「かゆいところに手の届く」ことが根本になっているのでしょうね。
ちょっとした気遣い、ちょっとした配慮。そんな「ちょっとしたもの」の中に、実はビジネスのチャンスがあると思うのです。
別にビジネスの話をしようと思っているわけではないのですけどね。
人間、「足るを知る」と言うことは、なかなかできないものです。
そんなわけで、新しいブルートゥースイヤホン(骨伝導!)を買ってしまったので、これからのジョギング、ランニングライフもエンジョイしていきたいと思います!
それにしても、痛い出費だ…