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Notion初のカンファレンス「BLOCKS」がサンフランシスコで開催


カンファレンスでは、Notionの新機能発表とNotionの活用方法を紹介するエキスパートによるプレゼンテーションやブース展示などが行われ、業界の最新情報やツールの可能性について多くの刺激的な発見があったイベントでした



新機能の発表

今回のカンファレンスで発表されたNotionの新機能には、ユーザーの利便性を大幅に向上させるツールや、業務効率化を支援する機能が多数含まれていました。以下、主要な新機能について詳細に解説します。


1. フォーム機能

Notionに直接埋め込めるフォーム機能が追加されました。この機能により、アンケートやフィードバックの収集がNotion内で完結できるようになります。これまで外部ツール(例:Googleフォーム)を必要としていたフォーム機能が、Notionのデータベースと直接連携する形で公式に組み込まれました。

  • 特徴 質問形式や回答形式を柔軟に設定でき、回答データは自動的にNotionのデータベースに保存されます。

  • 活用シーン 社内アンケートやフィードバック収集、リクエスト管理など、あらゆるシーンでフォームを活用できます。また、内部のメンバーに限定したフォーム共有や、外部向けにオープンにする共有設定が可能です。

  • オートメーション連携 フォームの入力データを基に、次のアクション(例:メール通知やステータス変更など)を自動化でき、作業の効率化に貢献します。



2. カスタマイズレイアウト

カスタマイズレイアウト機能は、情報が多いページでも視認性と操作性を向上させるために導入されました。この機能は、ページのプロパティが増えすぎて情報が散らかり、見にくくなる問題を解決するために役立ちます。

  • 右側パネル プロパティやリレーション情報を右側に配置し、メインコンテンツをページ中央にまとめることが可能です。

  • 視覚的な整理 プロパティやデータの量が多い場合も、見た目がスッキリし、必要な情報に素早くアクセスできます。

  • AIサマリーとの併用 右側パネルにAIサマリー機能を追加できるため、ページの内容を短く要約して表示し、内容の確認が容易にできます。



3. オートメーション機能のGmail連携

オートメーション機能がGmailとの連携に対応し、データベースの変化に応じたメールの自動送信が可能になりました。これにより、Notionから直接メールをトリガーとしたアクションを管理できるようになり、通知や報告がスムーズに行えます。

  • トリガー設定 特定のイベント(例:タスクのステータスが「完了」に変更)をトリガーにし、自動的にメールを送信するなどのアクションが可能です。

  • 柔軟なメッセージ構成 メール内容にページの情報や担当者名、ステータスなどを自動挿入でき、メッセージを動的に構成可能。

  • カスタム計算式の使用 計算式を利用し、タスクの所要日数などの情報を挿入したり、データベースの内容を組み込んだメールメッセージを送信したりすることが可能です。



4. マーケットプレースの進化

Notionのテンプレートマーケットプレースが大幅に強化されました。新しいマーケットプレースでは、不正な複製や共有を防止する保護機能や、決済・レビューシステムの導入により、クリエイターが安全にテンプレートを販売できる仕組みが整っています。

  • 不正複製防止機能 購入者以外がテンプレートを複製できない仕組みが導入され、購入リンクへのリダイレクトも可能です。

  • 決済機能 テンプレートの購入・決済がシームレスになり、クリエイターにとっても収益化がより容易になりました。

  • レビュー機能 ユーザーのフィードバックをもとにテンプレートの改善が促進され、品質の向上が期待されます。



5. Notionメール

Gmailや他のメールアプリと連携するNotionメール機能が発表されました。メールをNotionのデータベースのように管理し、タスクやプロジェクトと連携させることで、メールの一元管理が実現されます。

  • データベース管理 メールをNotion内でタグ付けやフィルタリングし、データベース化することで、タスクやプロジェクトに関連付けて一元管理できます。

  • ビューのカスタマイズ メールをリストビューやカンバンビューで表示でき、プロジェクトや進捗管理に役立てることが可能です。

  • タグ付けと検索 メールにタグを付けて整理できるため、カテゴリやプロジェクト別に検索しやすくなります。他のメールアプリと異なり、メールを業務フローに統合しやすいのが特長です。

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