「飛び込む」が自分の人生を自分で変える秘訣。ゲスト:松田海さん(2022/10/14 OA)【Watta! Itta! #03】
新番組「Watta! Itta!」。
第3回のゲストは、那覇市出身、
”グラフィックレコーダー”の松田海さんでした。
ZOOMを使って、沖縄に帰省中だった松田さんに繋いで始まったトーク収録。
まずはクワエとの挨拶から。
実は松田さんとこのような対談をするのは二回目。というのもこの番組の企画段階の時に「パイロット版」を作ることになり、その時に協力してもらったゲストの一人が松田さんだったのです。
つまり一度は既に話を聞いているんですね。とはいえそこから半年近く経っているわけで、その時の記憶を忘れ改めてトークがスタートしました。
放送はこちらから!
【radiko】 ※2022/10/21迄
→沖縄県内からはタイムフリー(無料)で、県外からはエリアフリー(有料会員)で聴けます。
【podcast】 ※2022/10/20~
→全国どこからでも聴けます。
(anchor、spotify、apple podcasts、Google podcasts、Amazon music)
放送内容のまとめ
ここからは放送内容のネタバレになりますので、是非番組を聴いてからお読みください。(一部、本放送ではカットされた部分も含みます)
難病になったからこそのチャレンジ精神
那覇市首里で生まれ、元気いっぱいな学生生活を過ごしていた松田さん。
その松田さんの転機となったのが、高校生の頃。”全身性エリテマトーデス”という難病になってしまい、長期入院。そしてこれまで当たり前のように出来ていたことが出来なくなってしまったことでした。
日差しがNGで日のあたる場所を歩けなくなったり、外ではマスクをしなければいけなくなったり・・・。
そんな困難を前向きに捉え、「やりたいことをやろう」と決意した松田さんは、そこからさまざまなチャレンジをしていくことになります。
その最初の転機は、大学への進学。
母子家庭で育ち兄弟も多かった松田さんは、「高校を卒業したら働くんだろう」と漠然と考えていましたが、高校時代のアルバイトで100万円を貯めたことから、大学進学にチャレンジ。見事自身の手で道を切り拓くことに成功したのです。
グラフィックレコーディングとの出会い
大学に進学した松田さん。自分がやりたいと思って進学した大学で、様々なチャレンジを重ねてきます。
例えば、沖縄へ修学旅行で来る学生に向けて、平和について考えるプログラムを作って活動をしたり。その中で学生のみんなと共に対話をして場を作って行く、いわゆる”ファシリテーション”を経験しました。
例えば大学の授業では、聴覚障害の学生の横に座って、教授の話を要約筆記するという「ノートテイク」をボランティアとして活動したり。その中でリアルタイムでの要約と速記を経験しました。
その後、ファシリテーション講座で学んだ時に、「グラフィックレコーディング(グラレコ)」に出会うことになりました。
そしてそのグラフィックレコーディングに必要な要素と経験が、まさに前述の二つだったのです。
フリーランスから個人事業主、そして法人化へ
こうしてグラフィックレコーダーとしての第一歩を踏み出した松田さん。
ファシリテーションを学んだ教授の授業でグラレコの場数を踏んだ後に訪れた次の転機は、沖縄で開催されたマーケティング業界のイベントへの参加でした。
元々は学生スタッフとしてジョインすることになった松田さんですが、ここで持ち前のチャレンジ精神を発揮。「グラフィックレコーディングが出来るのでやらせてほしい」と直談判。
そして「面白いじゃない」ということで、そのイベントでグラレコを披露することに。
グラレコはやはり対象についての理解が必要になるわけですが、大学ではマーケティングを学んでいた松田さんにとって、そのマーケ・イベントは正に天職。
これまで学んだ知識を使って、その場で展開される議論をしっかりと要点をまとめ、それをグラレコに落とし込むことで、名だたるマーケターの方々からお墨付きをもらうことに。結果、そのご縁で継続的な仕事のオファーを得られ、法人化へと繋がっていくのです。
つまりここでも、この何事にも自らチャレンジするという「飛び込み力」で、自分の人生を切り拓いたわけですね。
大学四年生の途中からは、東京に拠点を移して仕事をこなし、月に一度沖縄に帰って大学に行くという生活を始めて、学生ながら個人事業主として起業。
そしてコロナ禍を経て今年の6月に法人化し、チームとしてグラフィックレコーディングを様々な企業や団体に提供することになった松田さん。
今後は沖縄の子供たちがのびのびと暮らし、豊かな表現が出来るようなことを可視化を使って広げていきたい、と語ってくれました。
これからますます様々なフィールドで活躍していくであろう松田さん。今後の更なる活躍が楽しみです!
↑松田さんのグラレコはこんな感じです!
こぼれ話
松田さんの沖縄でのフェイバリットスポットは、首里にある「あやぐ食堂」!
今回の帰省では”コンビーフ目玉焼き”を美味しく食べたそうで、その美味しさと量に改めてビックリしたのだとか。
そしてグラレコといえば、もちろん絵が重要。松田さんも可愛らしい特徴のあるイラストを描いているのですが、なんと松田さんはグラレコを始めるまで絵は苦手だったことを明かしてれました。
グラレコに必要なのは書き込むようなうまい絵ではなく、如何に早くかつシンプルに伝えられる絵を描くか。
場数を踏むことで、画数を少なく、線を少なく、早く伝わる絵を描くことが出来るようになったということです。
なるほど!!
最後に松田さんの「飛び込み力」を表す別のエピソードを一つ紹介。
実は松田さん、「ラッファ」というボーリングとカーリングを合わせたようなスポーツ競技を始めたところ、わずか半年で日本代表になり、それどころか女子ダブルスで出場したアジア大会で、日本初の優勝を成し遂げているのです!
いやあ、本当にビックリですね。
何事にもチャレンジする「飛び込み力」の塊のような松田さんに、刺激を受けた第3回の放送でした。
次回のゲストの紹介
さて第4回となる次回のゲストは、パーソナルトレーナーやスポーツタレントとしてご活躍の上條恵奈美さんです。
上條さんは那覇市のご出身。
大学で上京して大学4年生の頃にオリオンビールのキャンペーンガールとしてデビューし、沖縄でラジオレポーターやMCなどで活躍。
その後全くあてもないままに再度上京してバイトをしながら様々なオーディションを受けて、タレントやMCとして活躍。
そして現在は産後ケアをテーマにしたパーソナルトレーナーとスポーツタレントとして活躍されています。
そんな上條さんの東京での再チャレンジに至った思いや現在の活動について迫りますので、お楽しみに。
2022/10/21、22時~ オンエアーです!
「Watta! Itta!」(ラジオ沖縄)
毎週金曜日 22:00~22:30
ハッシュタグ:#ワッタイッタ
メール:watta@rokinawa.co.jp
→皆様からの感想やゲスト候補の自薦・他薦もお待ちしています!
【Watta! Itta! Credit】
・Sponsor
一般社団法人あゆむ
株式会社バリューブリッジ
株式会社しんか
・BGM
(Opening)「Emotronik」佐土原隼人
(Ending)「かえりじたく」ninny
(Jingle)なるけしんご、近藤崇、ハヤシユウ