見出し画像

宮崎県史 民俗関連 目次


『宮崎県史 資料編 民俗1』宮崎県、平成4年(1992)

第一章 生業
 第一節 稲作と稲作儀礼(小野重朗)
  一 水田と稲
   1 水田の種類
   2 溜池と井堰
   3 開田の話
  二 稲作り
   1 苗代作りと播種
   2 田植え作業
   3 田植えの習俗
   4 田の管理
   5 雨乞い・風祈祷
  三 稲の収穫
   1 稲刈り以前
   2 稲刈りと稲干し
   3 稲の脱穀
   4 籾すりと貯蔵
  四 稲の生産暦
   1 生産暦と祭り
   2 稲・麦の二毛作の生産暦
  五 稲作の用具
   1 田植用具
   2 精米用具
  六 稲作儀礼
   1 田の伝承
   2 稲作神
   3 年中行事の作占と予祝
   4 稲作の祭り

 第二節 畑作と畑作儀礼(小野重朗)
  一 畑と畑作物
   1 屋敷畑と常畑
   2 いろいろの畑作物
   3 畑作物の地域性
  二 畑作物の栽培
   1 麦
   2 粟
   3 トウキビ
   4 蕎麦
   5 大豆と小豆
   6 里芋と甘藷
  三 生産暦と連作・多毛作
   1 生産暦
   2 多毛作・輪作の型
   3 多毛作・輪作の実例
  四 畑作の農具
   1 耕作具
   2 収穫・収納具
  五 畑作儀礼
   1 正月の畑作儀礼
   2 年中行事の畑作儀礼
   3 畑作のトキ・祈念・講

 第三節 園芸作物と工芸作物(藤原宏志)
  一 『日向地誌』と園芸および工芸作物
   1 作物の種類
   2 作物の生産量
  二 流域圏と藩制
   1 流域圏と園芸・特用・工芸作物生産
   2 藩別の園芸・特用・工芸作物生産
  三 自然圏域・行政圏域における作物生産状況
   1 自然圏域・行政圏域と食用作物
   2 自然圏域・行政圏域と園芸作物
   3 自然圏域・行政圏域と特用作物
   4 自然圏域・行政圏域と工芸作物
  四 自然と農業

 第四節 畜産と酪農(加世田雄時朗)
  一 日向の牧
   1 日向馬の伝承
   2 日向の古牧
  二 家畜の飼育と利用
   1 家畜の生産・飼育
   2 家畜の利用
  三 牛馬の伝承
   1 牛馬と年中行事
   2 牛馬と信仰
   3 酪農の変遷
   4 牛馬の歳時記

 第五節 山林と民俗(前田博仁)
  一 林業
   1 飫肥林業
   2 造林と伐採
  二 林産物と山樵用具
   1 林産物
   2 木地師
   3 山樵用具
  三 山の食生活
   1 自然物採集食
   2 日常食
   3 山の信仰
   4 山の妖怪

 第六節 漁業と民俗(田中熊雄)
  一 漁業の歴史
   1 近代以前の漁業
   2 現代の漁業
  二 沿岸漁業
   1 漁場と魚類
   2 山あて
  三 漁法
   1 網漁
   2 しかけ漁
   3 釣り漁
   4 単純漁法
  四 淡水漁業
   1 梁漁
   2 淡水魚種と漁具
   3 漁具
  五 漁村の生活
   1 行商の習俗
   2 造船と船霊
   3 漁民の信仰
   4 海の怪奇

 第七節 鉱山と民俗(藤本典昭)
  一 鉱山の労働
  二 鉱山の伝承
  三 鉱山の民謡

 第八節 諸職(矢口裕康)
  一 各地の諸職
  二 職人と仕事
   1 生活文化を支える職人
   2 技術を伝承する職人

第二章 狩猟と焼畑
 第一節 宮崎の狩猟(山口保明)
  一 狩猟の歴史
  二 狩りと暮らし
  三 狩りの文書
  四 狩りのかたち
 第二節 各地の狩猟(山口保明)
  一 祖母山麓の狩り
   1 熊狩り
   2 猪狩り
  二 椎葉山の狩り
  三 米良山の狩り
  四 鰐塚山麓の狩り
  五 巨田池の鴨猟
 第三節 続後狩詞(山口保明)
 第四節 宮崎の焼畑(中武雅周)
  一 焼畑の歴史
  二 焼畑の変遷と現状
  三 焼畑の特色
 第五節 焼畑生産(中武雅周)
  一 焼畑耕作
  二 収穫と貯蔵
 第六節 焼畑の生産暦と用語(中武雅周)
 第七節 焼畑儀礼(中武雅周)
第三章 交通・交易・情報
 第一節 交通(徳永孝一)
  一 旅の習俗
   1 旅のすがた
   2 案内と岐かれ道
   3 陸上の交通
   4 河川の交通
  二 旅と道
   1 峠・茶屋・宿
   2 番所・渡し・橋
  三 明治の街道・往還
第二節 運搬(徳永孝一)
  一 陸上の運搬
  二 河川の運搬
第三節 交易(永井哲雄)
  一 交易の変遷
  二 行商
  三 市
第四節 情報(原田解)
  一 情報の変遷
  二 メディアの歩み
   1 新聞
   2 ラジオ・テレビ
   3 イベント
  三 地域と情報
   1 芸能と伝播
   2 現代と情報
第四章 衣・食・住
 第一節 衣服(前田博仁)
  一 衣服の変遷
   1 近世の衣服
   2 明治以降の衣服
  二 麻・木綿・絹
   1 麻
   2 木綿
   3 養蚕と染色
  三 暮らしと衣服
 第二節 食事(志賀リツ)
  一 暮らしと食事
   1 食生活の歴史
   2 庶民の食事
  二 食品の加工と貯蔵
  三 郷土の食事
   1 自然採集食
   2 行事の食
   3 慶弔の食
   4 郷土料理
   5 郷土の菓子
   6 郷土の嗜好品
   7 食物の知恵
   8 地域の特殊性
 第三節 住居(角田三郎)
  一 民家の歴史
  二 農業
  三 町屋と町並
  四 暮らしと民家
第五章 社会生活(平田順治)
 第一節 家族
  一 屋号
  二 家族の構成
   1 家族の形態
   2 家族の役割
  三 相続
   1 相続の慣行
   2 隠居と分家
  四 奉公人
 第二節 親族
  一 親族の集団の機能
  二 親族の広がり
   1 通婚圏
   2 擬制的親子
 第三節 村落社会の組織
  一 村落の組織
   1 区公民館・組の規約
   2 区役員構成
   3 村の寄合
  二 近隣集団
 第四節 村落の機能
  一 ムラの共同生活
   1 ムラ仕事
   2 葬式組
   3 家普請
   4 農業の相互扶助
   5 共同祈願
  二 村の共有財産
   1 共有林
   2 共有地
   3 共同施設
 第五節 村落の伝統的集団
  一 年齢集団
   1 子供組
   2 若者組
   3 娘組
   4 壮年組
   5 老人組
  二 講集団
   1 各地の講
   2 講の組織形態
   3 二つの講を同時にする場合
   4 信仰集団以外の講
 第六節 村落の秩序
  一 村八分
  二 村境の習俗
  三 村入り
  四 境界争い

『宮崎県史 資料編 民俗2』宮崎県、平成4年

第六章 民間信仰
 第一節 山の信仰(山口保明)
  一 祖母山麓の信仰
  二 龍房山と嶽筋の信仰
  三 法華嶽と尾鈴山信仰
  四 霧島山の信仰
 第二節 海の信仰(屋敷繁)
  一 エビス信仰
  二 船霊さま
  三 海の神秘
  四 海への畏怖
 第三節 村里の信仰(屋敷繁)
  一 田の神信仰
  二 地蔵信仰
  三 庚申信仰
  四 道祖神
 第四節 屋敷神(屋敷繁)
  一 屋外神
  二 屋内神
 第五節 信仰の種々相(屋敷繁)
  一 神と仏
  二 石の信仰
  三 霧島信仰
  四 地神盲僧
 第六節 俗信(屋敷繁)
 第七節 神仏をとりつぐ人々(渡辺一弘)
  一 歴史上の巫術師
  二 巫術師の特色
  三 各地の巫術師
 第八節 かくれ念仏とカヤカベ教(屋敷繁)
  一 かくれ念仏
  二 カヤカベ教
   1 カヤカベ教
   2 北諸地方のカヤカベ
   3 儀礼と禁忌
   4 カヤカベ経文資料
第七章 人の一生(田中熊雄)
 第一節 産育
  一 妊娠の習俗
  二 出産の習俗
  三 誕生の習俗
  四 育児の習俗
  五 七五三
  六 節供
 第二節 婚礼
  一 用語にみる婚姻習俗
  二 結婚相手の選択
  三 婚約・婚礼
  四 嫁入り後
 第三節 厄年・年祝い
  一 厄年
  二 年祝い
 第四節 葬制
  一 死の予兆
  二 霊魂
  三 葬送
   1 葬送準備と野辺の送り
   2 土葬と火葬
   3 葬式後
  四 年忌
  五 葬法
   1 葬儀運営
   2 墓制
第八章 年中行事と祭り
 第一節 年中行事(小野重朗)
  一 宮崎の年中行事の特徴
   1 山地農村の年中行事
   2 平地農村の年中行事
   3 盆地農村の年中行事
   4 海村と山海村の年中行事
  二 正月行事
   1 正月の準備
   2 大晦日の行事
   3 年頭の行事
   4 小正月の行事
   5 正月の終わり
  三 春・夏の行事
   1 春の行事
   2 夏の行事
  四 七夕・盆の行事
   1 七夕と盆の準備
   2 盆の日々
   3 盆の行事
  五 秋・冬の行事
   1 秋の行事
   2 八月十五夜
   3 九月九日と収穫感謝
   4 冬の行事
 第二節 伝統の祭り(山口保明)
  一 祭りと暮らし
二 自然胎動・春のまつり
三 農耕・増殖祈願のまつり
四 厄除け・夏祭り
五 十五夜・伝承のまつり
六 日待ち・水神のまつり
七 豊穣感謝・秋まつり
八 鎮魂・供養のまつり
九 予祝祈願・冬まつり
十 四大庶民信仰のまつり
十一 諏訪・稲荷のまつり
十二 節分・仏教行事
 第三節 現代の祭り(原田解)
  一 祭りの移り変わり
  二 祭りの種々相
  三 民俗芸能と現代のまつり
第九章 神楽(山口保明)
 第一節 神楽の分布
  一 分布の現状
  二 神楽の分類
 第二節 各地の夜神楽
  一 米良神楽
   1 銀鏡神楽
   2 尾八重神楽
   3 中之又神楽
   4 村所八幡神楽
  二 高千穂神楽
   1 三田井浅ヶ部神楽
   2 天岩戸神楽
   3 向山神楽
   4 鞍岡祇園神楽
  三 椎葉神楽
   1 栂尾神楽
   2 嶽之枝尾神楽
   3 尾前神楽
   4 十根川神楽
  四 高鍋神楽
   1 神楽奉納・大神楽
   2 比木神楽
  五 霧島神楽
   1 祓川神楽
   2 狭野神楽
  六 諸塚神楽
   1 南川神楽
   2 戸下神楽
  七 入郷の神楽
 第三節 各地の昼神楽
  一 宮崎平野の神楽
   1 船引神楽
   2 生目神楽
   3 新田神楽
  二 日南地方の神楽
   1 潮嶽神楽
   2 日南神楽
第十章 民俗芸能と民謡(原田解)
 第一節 民俗芸能の特色
  一 民俗芸能と風土
  二 民俗芸能の分類
 第二節 民俗芸能の分布
  一 分布の現状
  二 各地の民俗芸能
 第三節 民俗芸能の種々相
  一 田楽・風流・地芝居
   1 田楽と田遊び
   2 風流
  二 民俗芸能の現状
 第四節 各地の民謡
  一 民謡のあゆみ
  二 宮崎民謡の特色
  三 宮崎民謡の種々相
   1 労作歌
   2 祭り歌・祝い歌
   3 踊り歌・舞踊
   4 語り物・わらべ歌
 第五節 民謡の伝播と分布
  一 民謡の分類
  二 民謡の分布
  三 民謡の伝播
  四 すぐれた伝承者たち
第十一章 民間説話と子どもの遊び(矢口裕康)
 第一節 各地の民間説話
  一 民話と風土
  二 民話と語り
   1 語り手・西原ハツ
   2 人・時代性と語り手
   3 語り手を語る民話
   4 半ぴのげな話と語り手
 第二節 民間説話の種々相
 第三節 子どもの遊び
  一 子どもと伝承
  二 子どもの遊び
  三 わらべ唄の伝承
  四 ことばと遊び
第十二章 民俗知識と方言・地名
 第一節 民間の知識(瀬戸山計佐儀)
  一 生活の心得
  二 ことわざとなぞ
  三 民間暦と知識
  四 予兆
  五 忌みとまじない
 第二節 民間の医療(瀬戸山計佐儀)
  一 薬物的な民間医療
   1 植物性の民間薬
   2 動物性の民間薬
   3 鉱物性の民間薬
   4 家伝薬と売薬
  二 物理的な民間医療
  三 信仰的な民間療法
  四 家畜の民間療法
 第三節 方言(比江島修一)
  一 日向方言
   1 アクセント・音声・音韻
   2 文法
   3 会話
  二 諸県方言
   1 アクセント・音声・音韻
   2 文法
   3 敬語
   4 会話
 第四節 地名(西川功)
  一 地名について
  二 宮崎県の地名分類
   1 地形地名
   2 著名目標物地名
   3 動物・植物・鉱物地名
   4 歴史的地名
   5 生活地名
   6 政治的地名

『宮崎県史 別編 民俗』

   第一章 宮崎県の民俗
    第一節 自然と民俗
     一 風土と民俗
      1 風土の概念
      2 風土と民俗の関係
      3 民謡と風土
     二 山の民俗
      1 山と民間信仰
      2 山と神社
      3 山とその他の民俗
     三 峠の民俗
     四 川の民俗
      1 川と交通
      2 川と生業
      3 川と信仰
      4 山と川 ─神の循環思想─
     五 海の民俗
      1 経験的知識
      2 海と民俗の伝承

    第二節 歴史と民俗
     一 社会民俗史
     二 歴史と民俗資料

    第三節 社会と民俗
     一 民俗の一般的特徴
     二 民俗の伝承母胎としてのムラと民俗一般
      1 民俗の伝承母胎としてのムラ
      2 伝承母胎としてのムラと民俗一般
     三 社会の封鎖性と民俗
      1 ムラの封鎖性に関する民俗─その1
      2 ムラの封鎖性に関する民俗─その2
      3 ムラの封鎖性に関する民俗─その3
      4 ムラの封鎖性に関する民俗─その4
      5 ムラの封鎖性に関する民俗─その5
      6 ムラの封鎖性に関する民俗─その6
      7 民俗一般におけるムラの封鎖性
     四 民俗の地域性

    第四節 社会・民俗と県民性
     一 文献から見た県民性
      1 『新人国記』
      2 『日本人の性格』
      3 『県民性』─文化人類学的考察
      4 『県別性格診断』
      5 『九州の精神的風土』
      6 方言からみた宮崎県の県民性
     二 意識調査から見た県民性

    第五節 民俗の構造
     一 焼畑・狩猟・信仰或いは民謡
     二 焼畑農業地帯と民家と神楽
     三 複合文化(システム文化)としての狩猟と山の神

    第六節 民俗の課題
     一 新しいコミュニティーづくりと基層文化
      1 R.M.マッキーヴァのコミュニティ論
      2 新しいコミュニティづくりへの応用
      3 新しいコミュニティづくりと民俗
      4 ムラの変動
      5 文献資料によるケーススタディ(事例研究)
     二 高度経済社会と民俗の再生
      1 高度経済社会とムラの社会民俗変動
      2 高度経済社会と民俗の再生
      3 民俗学の再生の台頭
     三 民俗文化財の保存と活用
      1 民俗文化財の意義
      2 民俗文化財の分類
      3 民俗文化財の保存と活用
     四 宮崎県の発展と基層文化の位置

   第二章 ふるさとの民間信仰
    第一節 祈り
     一 霧島山の信仰
     二 霧島山と山中他界
     三 神仏習合

    第ニ節 終えん

    第三節 信仰の種々相
     一 宮崎県の来訪神
      1 来訪神のとらえ方
      2 年中行事の来訪神
      3 祭礼と来訪神
      4 来訪神のまとめ
     二 田の神の諸形態
      1 正月行事の田の神
      2 社日と田の神
      3 田の神石と田の神石像
     三 神楽の竜と綱引きの竜
      1 米良神楽・椎葉神楽の綱荒神
      2 綱荒神神楽の展開
      3 綱引の竜蛇との比較
      4 柴荒神の神楽

   第三章 くらしの民俗と民具
    第一節 くらしの民俗
     一 食と住の特徴のある民俗
      1 冷や汁
      2 建築習俗
     二 八朔と七夕・その性格
      1 八朔短冊笹と由来説話
      2 七夕竿と八朔笹
      3 七夕の田ほめ
     三 年中行事と祭りの変遷と現状
      1 年中行事の変遷
      2 年中行事の伝播と衰退
     四 出産の習俗
     五 神楽圏と生活圏

   第二節 なりわいの民俗と民具
     一 諸職の伝統と変遷
      1 諸職の変遷
      2 伝統
     二 農具の変遷
      1 農具の歴史
      2 素材にみる農具の変遷
      3 形状用途にみる農具の変遷
      4 鉄製農具にみる入手の変遷
      5 農具の変遷と素材・改良工夫・入手経路
     三 山仕事と民具
     四 川・溜池の漁法と民具
      1 川をみつめる人々の知恵
      2 川における漁法
      3 魚種別漁法
      4 溜池の漁法
      5 県内の漁法や漁具の事例からの考察
     五 運搬と民具
      1 人力運搬について
      2 運搬の素材
      3 使用の事例
      4 特色ある運搬具の使用事例

   第四章 表現の民俗
    第一節 宮崎県の民俗表現
    第二節 民俗表現の形態
     一 音声表現
      1 神話的伝承世界
      2 妖怪伝承
      3 巨樹伝承
      4 狐の伝承
      5 歌謡を通しての民俗の変遷
     二 行動表現
      1 暮らしの中の表現・俗信
      2 暮らしの中の大衆娯楽の表
     三 文字表現
      1 神社由緒・縁起にみられる民俗
      2 古文書にみる民俗
      3 石の伝承
      4 民俗に関する出版物
     四 映像表現
      1 映画・テレビ
      2 写真
      3 図録

   第五章 宮崎県民俗研究の歩み
    第一節 宮崎県の民俗研究
     一 宮崎県の民俗研究
     二 人から見た民俗研究
      1 柳田国男と宮崎の民俗
      2 宮崎県民俗の先駆者 若山甲蔵
      3 宮崎県民俗の先駆者 楢木範行
      4 野間吉夫と椎葉村
      5 折口信夫と日向路
      6 小野重朗と宮崎民俗
     三 新聞記録からみた民俗研究
      1 戦前
      2 戦後
    第二節 歴史的民俗資料館等所蔵の民俗資料
     一 歴史的民俗資料館と宮崎県
     二 宮崎県の歴史的民俗資料館
      1 宮崎県総合博物館
      2 諸塚村民俗資料館
      3 民家園他
      4 民俗芸能・歴史的民俗資料館
      5 木地師・農具の歴史的民俗資料館
      6 焼畑・歴史的民俗資料館他
    第三節 宮崎県民俗関連文献
     一 宮崎県の民俗研究
      1 県外研究者の調査
      2 共同調査
      3 宮崎県内の研究団体
      4 公共機関の出版物
     二 宮崎県民俗関連文献
      1 民俗全般
      2 民俗誌
      3 生業
      4 民具・民家
      5 宗教
      6 祭礼と芸能
      7 口承文芸
      8 方言
      9 社会科学
      10 地域史
      11 史・資料集
      12 事典

小野重朗『宮崎県史 叢書 宮崎県年中行事集』宮崎県、平成八年(1996)

第一章 正月
 一 正月の用意(十二月)
  1 正月の飾り(門松、節木、年木)
  2 餅つき、年の市
  3 大晦日(農具祝い、大バン竿、祝い縄、年の晩、年太郎)
 二 大正月(十三日まで)
  1 元日(若水汲み、年占い、食べもの、歯固め、正月歩き)
  2 二日の仕事始め(山の口開け、若木切り、田の口開け、乗り初め)
  3 六日年、七日正月(七草打ち、七とこ雑炊、モロムギ祝い、鬼火たき)
  4 十一日の仕事始め(帳祝い、田打ち始め、作始め、大黒さまの門出)
三 小正月(十四日、十五日)
 1 小正月の飾りもの(モチ正月、管試し、柳箸、メノモチ、柳餅、粟穂・稗穂、作祝)
 2 鳥追い、モグラウチ
 3 ナレナレ、ハラメウチ
 4 小正月の来訪者(餅勧進、カセドリウチ、船入れ、松入れ、犂入れ
四 正月終り(十六日以後)
 1 正月の遊び(鞠うち、ハマウチ、歩射)
 2 正月の終り(十八日粥、二十日正月、茶の粉、火の祈念)
 3 いろいろの講(山ノ神講、伊勢講、庚申講)
 4 いろいろの待行事(十八夜待、二十三夜待、正月ドキなど)
第二章 春から夏へ
一 二月
 1 旧二月一日(ナラビノツイタチ、太郎朔日、火伏夜神楽)
 2 節替り(節分、火吹き竹を替える)
 3 打植祭り(狭野神社、香取神社、吾田神社、串間神社など)
 4 春祭り(麦ドキ、春奉射、的射)
二 三月
 1 三月節句(桃の節句、雛の節句、磯物節句、三歳馬乗り)
 2 春彼岸(社日講、社日神楽、念仏、田の神講、春祈念、作神楽)
 3 大師講(大師講、椿餅、麦祈念、庭張り)
三 四月
 1 風ドキ(風の旗、風穴ふたぎ)
 2 旧四月八日(甘茶、釈迦起し、トッボシサマ)
 3 麻まきドキ(野焼き、早馬祭り、四月女に八月男)
四 五月
 1 八十八夜(茶摘み、新茶の効用)
 2 五月節句(チマキ、ツノンボ、ショウブの節句、ノボリ節句、馬祝い)
 3 籾種まき(カシキ切り、水口祝い、種まき団子、田の勧請、苗サノボイ)
 4 早稲植え、田植え(トビノコ、田植歌、御田祭、田植えサノボイ、半夏生、シツケゴモリなど)
五 六月
 1 旧六月一日(マンゴクメツタチ、カネクリツタチ、かねおおり)
 2 祇園祭り(厄神ドキ、病祈念、風ドキ、縁日、六月燈)
 3 鍬祓イ(鍬バレ、鍬オセ、鍬ドメ)
 4 虫祈祷(虫祈念、虫供養、虫追イ、施餓鬼)
 5 駄祈念(駄祈祷、馬頭観音講、血だし講、供養築き、牛跳ばせ)
 6 雨乞い(雨乞い踊り、カヤ蛇作り、夏越し)
第三章 七夕・盆
一 七夕
 1 七夕(水泳ぎ、器物洗い、柿梨盗み)
 2 七夕竿(短冊書き、七夕竿立て、川に七夕竿を立てる、物干竿)
 3 盆の用意(盆道作り、墓こしらえ、精霊棚作り、精霊着物、盆花)
二 盆
 1 十三日、草切り盆(盆の焼き米、寺の施餓鬼、草切り盆、精霊迎え)
 2 盆棚、精霊(精霊棚いろいろ、水と水の子、盆の供え物、迎え火)
 3 盆の行事(盆回り、盆釜、盆綱引、巡礼、盆踊り、モロコ祝い)
 4 盆の十五日(精霊送り、送り火、精進あけ、女の盆)
 5 二十日盆(裏盆、オテツキ団子、道供養、地蔵祭り、揚げ馬)
第四章 秋から冬へ
一 八月
 1 土用丑の日(川魚をとる、食べる、薬草をとる、川祭り)
 2 八朔の節(焼き米、短冊笹を立てる、女の子の節句、起きよ起きよ祭り)
 3 たのみの節句(田ほめ、作回り、作頼む)
 4 八月太鼓踊り(八朔臼太鼓踊り、十五夜太鼓踊り、水神講、夏祈祷)
 5 芋名月、トーキビ名月(十五夜・十三夜の供えもの、十五夜と麦作)
 6 十五夜綱引(お月様の草履、綱を引いて回る、蛇の形の綱、十五夜柱松、メゴスリ)
二 九月
 1 二百十日・二百二十日(風祈祷、風祈念、風講、雷講)
 2 旧九月九日(九日、中の九日、乙九日、柿餅の祭り、むかご飯、粟飯)
 3 初穂あげなど(霧島神宮の米イリ、縄ネコ)
三 十月
 1 亥の日(亥の日餅、亥の子打ち、亥の子石突き、縁結び、蠅去る)
 2 大黒家に帰る(大黒様迎え、大黒の餅比べ、田の神石)
 3 秋あげ(鎌あげ、千把あげ、庭あげ、庭あがい、お日待ち)
四 十一月
 1 ホゼ(放生会、祭礼)
 2 屋敷神祭り(神祭り、内神祭り、オミサキサマ、屋敷荒神、祝い神)
 3 冬祭り、冬仕事(冬夜神楽、冬講、火祈念、星祭り、冬の仕事)
五 十二月
 1 旧暦十二月一日(川渡り、ネリクリ朔日、オネバの朔日)
 2 旧十二月十二日・二十日(功徳日、水の符、おさまり二十日、はつる二十日)
 3 冬至など(冬至、屋祓い、オサメゴト)


いいなと思ったら応援しよう!