整理
ずっと頭の中をぐるぐるとしている気持ちのことを、どうにもできずに抱えたままなので文章化するだけしてみる試み。
もちねこ君をシェアハウスに迎えたのは、彼が自分の人生を変えたいと願っていたからだった。彼を救うのは彼自身だけれど、その助けになるならちょっとくらい手を貸してもいいかなと、自分の生活も再構築したばかりだったけど思ってた。
人を救いたがる人は、深刻な劣等感の持ち主です。と加藤諦三先生も仰っておりますが、私は彼を救いたいのか?という自問もしたけどそうではない。
自分がこのド底辺環境から脱するためにめちゃくちゃしんどい思いをしたので、そういう自分を変えようとする気があるなら、少なくともその時私が欲しかった助けを君にシェアするよ、くらいの気持ち。
それによって彼が自己改革に成功するかしないかは彼の問題であって私の責任ではない。
結局彼は何も変えられずに実家に帰ることになった。私にはそう見えるけど、もちねこ君にとっては違うのかな。
当初の目的だった「自立した生活」「収入を得る」を踏まえた上での脱わとりハウスはできなかったわけだし、失敗と判断しても差し支えないと思う。そしてそれは彼の問題だから私はその結果についてくよくよ考えることはないんだけど、彼の「自立した生活」「収入を得る」が果たされなかったことによって私が受けた経済的な被害が笑えないレベルだったので腹を立てている。
そうだ、私は彼に対して怒っている。
私がどんな人生を送ってきていて、今ここに住んでいるのか彼には話していたのに、それを知りながら、私は彼を養うつもりで呼んだわけではないにも関わらず、私の生活にのっかり私の人生をストローでちゅーちゅー吸って10ヶ月を過ごして、「いつか恩返しするよ」なんて適当なセリフを吐いて帰っていった。
腹も立つでしょそりゃ。
というかこんなことを文章化するくらいで自分の手の上に留めている(いや、ネットの海にばらまいてはいるけど)私はもしかして仏なのではないか。
でも、彼にたいしてどう怒りを表明すればいいのかよくわからない。
「お前、ふざけんなよ!!!!!」
っていうのが一番ストレートな気持ちだけど。
彼が家に来た頃の、私を驚かせた(彼にとっては当たり前の)思いやりや楽しみの共有はそれは価値のあるものだったけれど、同時に彼の中にある女性蔑視や認知の歪みというものも目の当たりにしてきた。
彼の中で、自分の世話をするのは女としてのわとりの喜びだろうという思い込みがある気配。
「自立した生活」のために自分の洗濯物くらい自分で洗って欲しいと言った私に「そんなに洗濯するのイヤですか。」と反応した彼。
というところまで書いた2年前の下書きが残ってたので続きを書いて供養する。
いやかどうかじゃないのよ、君は君の世話を自分でするべきだって話。
まぁ嫌ですけど。
シェアであって同棲ではないのだよ。同棲だったとしてもなぜ男の世話を当たり前のようにしなければならないのだ。お前は赤ちゃんか。
「女は男にカワイイをアピールしている。女は男に見られたい。女は男の世話をしたい。」
どこの世界線の話なんだろうな。
もちねこくん、今でもそう思っているのかな。
誰がそんな世界を君に教えたのかな。
2年の間に怒りのカドが取れてきている。私は相変わらず社会の理不尽にボコボコにされながら日々を暮らしているんだけど、君は君で目と耳をふさいで2年前と同じ今日を生きているのかもしれないね。
いつかあの時のことを話したりするかな。
携帯番号も変えたしLINEもブロックしたけど。