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大人の読書感想文:トリーズの9画面法

今回は読書感想文なのか?という疑問もついちゃいますが、とりあえず書いちゃいます。

いつもの通り、概要が知りたい人は他のサイトを参照してください。あくまで、読書感想文ですので、そこんとこヨロシク!


これを読んでいるビジネスパーソンの方は、どこかしらでプレゼンを一度はしたことがあるでしょう。そういったときに出てくるのが、「マジックナンバー3」というキーワード。

これは、「人間の脳ですんなり理解できるのは3つの事柄だけである。」という経験値から導き出されたものになるようです。


「人に印象付ける」という意味合いでのマジックナンバー3ですが、これを「自分自身の思考をそろえる」とか「相手と共有する」という意味合いで活用しているのこちらの書籍だと感じました。

面白いのは、「縦の3」と「横の3」の使い方。

正直、書いてあるのは3×3のマスだけです。これだけでノウハウになるわけではなく、それの使い方に関して色々と書いてあるのですが、通常ですと一般論化した抽象概念だけが記載される書籍が多いのですが、こちらの書籍は色々なシーンでの具体的利用例が記載されています。

そのため、「俺はこの部分だけのノウハウが欲しいのに~」という人には少々情報過多になるかもしれません。

ただ、ココの書籍の表紙に書いてある通り、この9画面法は「思考支援ツール」ですので、個人的には「自分とは関係ない分野の思考方法について学ぶ」という面でも、目を通して方が良いな~と感じました。

この「自分の思考を整理」して「相手に効果的に伝える」ってのは、今後すべてのビジネスパーソンにとって必要な知識になると思います。なぜならば、企画力を必要としないマニュアル作業的なものはすべてAIかロボットか人件費単価の安い国に仕事が流れていくことでしょう。

そのためにも、全ビジネスパーソンには「自分で考える」「人に伝える」「周りを動かす」というスキルを学んでほしいと感じています。

その時に「試行錯誤して自分なりのやり方を見つけ出す」では非常に効率が悪いです。(それで新たな手法を見つける大天才がいるかもしれませんが、パーセンテージで考えると極少数派、、、)なので、こういった「整理整頓された先人の知恵」はうまく活用することに越した事はない!と思います。


あ、あと全然関係ない情報ですが、筆者の高木さんが「カタン」の日本チャンピオンだったという事実!やっぱ、頭の良い人は違うな、、、と勝手に感心してしまいました。


あと、最後に一個だけ苦言!

これ、実際の書籍が横開き方式なんで電車の中なんかじゃ読めないんですよね。(まぁ、使い方としては通勤時に読むもんじゃないけど、、、)

と、思ったら、ちゃんとKindle版を出してくれましたよ。ディスカバー21さん。


とはいえ、ガッチリと9画面法を使いこなしたい人は、いつも書棚のどこかにおいてバイブル的に使う方がよろしいかと思います。


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