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ChromeOS Flexを使うための中古パソコンの選び方ガイド

これまでいくつかの中古パソコンを趣味の延長線上でChrome OS Flex化してきた私が失敗しない中古パソコンの選び方をお伝えします。

Windows10がサポート切れになり、市場に安価な中古パソコンが溢れるようになった今だからこそ、コストを抑えてパソコンを手に入れてみませんか?


ChromeOS Flexとは?

Chrome OS Flexは、Googleが提供する無料のオペレーティングシステム(OS)です。古いWindowsパソコンやMacにインストールすることで、Chromebookのような使い心地に変えることができます。

主な特徴

  • 高速で安全:起動が速く、バックグラウンドで自動更新されるため、常に最新のセキュリティ対策が適用されます。

  • シンプルな操作:Chromeブラウザを中心としたインターフェースで、直感的に操作できます。

  • クラウド連携:Googleドライブなどのクラウドサービスと連携し、ファイルの保存や共有が簡単です。

  • 幅広い互換性:多くのWindowsパソコンやMacに対応しています。

Chrome OS Flexがおすすめな人

  • 古いパソコンを復活させたい

  • シンプルで使いやすいOSが欲しい

  • セキュリティを重視したい

  • Googleサービスをよく使う

注意点

  • Androidアプリは利用できません。

  • 一部のハードウェア機能がサポートされない場合があります。

  • インストール前に互換性を確認することが重要です。


なぜChromebookをチョイスしないのか?

正直言うと、Chromebookは機能の割に高価で、ラインナップも乏しく、特に「軽量」というと、途端に選択肢がなくなります。

そこで、上記に記載したようにAndroidアプリが使えない、という欠点はありますが、ビジネスユースにおいてAndroidアプリはなくても、大概のビジネスツールはブラウザだけで対応できます。(noteもそうですが、Google workspaceも、Notionも、Slackも、、、)

また、Chromebookは安価な価格帯のものが多く、その素材や仕上がりも値段相当、と言わざる得ないものばかりです。(一部、頑張っているメーカーさんもありますが、、、)

中古パソコンの場合、販売当時は30万円以上した高価格帯であってもスペックが落ちてしまえば2〜3万円で購入できてしまいます。

そんな価格が急落した中古パソコンでも、最初は高級品。作り込みの細かい部分や耐久性に関しても問題ないどころか、5年落ちの商品でも問題なくキータッチができたり、タッチパネルが動作しているものが多いです。

やはり、高いものには理由がある。といった感じです。
※個人的にはPCコンフルさんはコスパが良い中古PCを取り扱っているイメージがあります。


どんな中古パソコンがChromeOS Flex化にオススメか?

ブランド

ブランドについてはこれは個人の好みと言っても過言でも無いでしょう。
ただ、メーカーによって作り込みの精度は異なり、いくつかのPCをChromeOS化してきた私としては、以下のブランドのPCをおすすめしたいです。

ただ、全てがオススメ、というわけではなく、他の項目も勘案して選択することをオススメします。

  • Let's note(Panasonic)

  • Thinkpad(Lenovo)

  • Lifebook(Fujitsu)

  • VAIO(VAIO)

CPU

これは、ズバリ、Intel第7世代core i 5以降を選ぶべきでしょう。ChromeOSだからCPU速度が遅くても大丈夫、なんてことはありません。

正直、これより前のCPUだと遅くてイライラが溜まってしまいます。せっかくの軽量OSなので、ストレスなく使いたいものですものね〜。

発売年に換算すると、2017年〜2018年以降に発売されたものが多くなっていると思います。

そして、企業ユースで使ったPCは大凡5年で減価償却が終わって、中古PCとして大量に流れ込む時期です。なので、今時期ですと2019年くらいに発売された機種が出回っているので、2万円くらいで良機種が手に入る可能性が高いです。

メモリ

メモリは8GBあれば良いですが、4GBは避けたほうが良いでしょう。

特に軽量薄型のノートパソコンはメモリ増設ができない機種が多くなってます。(例外的にFujitsu LifebookのU938シリーズは出来るものがある)

なので、中古で購入する際は、メモリは十分注意して購入しましょう。

SSD

これはChromeOSを使い限り、気にする必要はありません。ほとんどがネット接続してクラウド上のデータを取り扱う事になるので、128GBでもあれば十分すぎるくらいです。

逆にSSDを高性能、大容量のものに交換しても、ChromeOSで宝の持ち腐れになるので注意しましょう。

ただ、私の場合はSSDを2枚用意して、1枚は元々のWindowsブート用、もう一枚はChromeOSブート用にして、万が一のときに備えて、Windowsも利用できるようにしています。

(なぜなら、税務署関係や役所系のツールは、いまだにWindowsのインストール系が多いので、、、涙)

バッテリー

持ち運び前提のパソコンで一番重要なのがバッテリー!そして、中古パソコンで一番読めないのがバッテリー!

なので、これは現品を見ないと判断できないので、ヤフオクやメルカリ等で購入する予定の方は「バッテリーは持たない」と覚悟して購入するほうが良いでしょうね。

バッテリーに関してはサードパーティーから互換性のあるものが販売されていたり、換装方法がネット上で上がってはいますが、爆発物でもあるバッテリーをむやみに交換するのはオススメではありません。

そうなると、バッテリー交換を主に考えているLet's noteシリーズが一番オススメです。

あとは、モバイルバッテリーを使って凌ぐ、という手法もあります。(あまり携帯性はよくありませんが、持つことは持ちます)

その際は、USB Type-Cで充電できるタイプの中古PCをチョイスし、バッテリー側も65W以上で出力できるものをチョイスする必要がありますので、組合せはご注意下さい。

その他

あと、可能であればつけておいた方が良い機能、それは「SIMカードで通信可能なモデル」です。

なぜなら、ChromeOSはインターネットに繋がっている事が前提とされている機種。逆に言うとネットが繋がっていないと、なんの役にも立ちません。

毎回テザリングで通信すればよいのでしょうけど、正直、かったるいので、SIMカードを内蔵でき、常時LTE通信できる機種をめちゃくちゃオススメします。

ただ、このSIMカードとChromeOS Flexの相性はまったく読めません。こればかりは「運」というほかありません。

なので、SIMカードとChromeOS Flexの相性はネット情報を漁ったり、有識者(私ですね)に相談することをオススメします。

参考資料

ChromeOS化を考えるときは、まったく情報を入れずに改造を楽しむのも良いですが、できれば先人たちの苦労の結晶を見てから判断するのが良いでしょう。

(ガチャを引く感覚で中古PCを漁るのも、ありっちゃありですが、、、私も好きだし)

と、いうことで、いくつかのChromeOS化の記事を貼っておきます。




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