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2030年の会社と仕事と私自身と

こんにちは、原田アリサです。

またまた、過去のお父さんから指示がありました。今度は「2030年の働き方ってどうなっているか?」をレポートしろ!だそうです。まったく、人使いが荒いんだから、、、でも、しょうがないからレポートします。

あ、ちなみに過去に私がお父さん宛に過去に送った手紙はコチラです。


お父さんは私に労働環境をレポートしろ!と無茶ぶりしたけど、私は現在22歳、今年大学を卒業したばかりですよ。ホント無茶ぶりも激しすぎます。

とりあえず、私が中学生になったばかりの頃の感覚と、現在の大学卒業を控えた今の感覚の違いをお伝えしようかと思います。


新卒一括採用の終焉

まず、大きく変わったのは、「新卒一括採用」という概念がなくなったところですかね。これは、私も小さい頃は中学、高校、大学、就職って考えていたけど、2025年頃を境に、「新卒一括採用の終焉」なんて言葉がささやかれるようになりましたね。

まぁ、いつの時代も、日本の動き世界の動きはズレているものですが、2020年のコロナ禍で急激に社会の変化が始まり、2025年にはこのズレもかなり縮まったんじゃないかな、と思います。

そんな中でも、なぜか人事制度を変える事が出来ない中小中堅企業は多かったようですが、そういった企業が軒並み倒産することで、おのずと「新卒一括採用」の文化から「欧米型JOB型雇用」が定着したという皮肉な歴史だったようです。


若者の「働く」に対する意識

新卒一括採用がなくなると、大学在学中から「働く」という事に対する意識の差が大きくなってきますね。お父さんに聞いたらコロナ禍第一世代でも、その感性は人によって大きく違っていた、と教えてもらいました。

私の場合は、お父さんの仕事の手伝いを在学中からやっていたから良かったですが、周りの同年代の人達のお父さん・お母さんは「仕事は本業だけ」という方が多かったため、そのような経験が出来なくて、いま、仕事を探すのが大変みたいです。。。

こういっちゃナンですが、22歳なんかじゃ「自分は〇〇が出来ます!!」なんて自信もっていえる事なんて少ないじゃないかと思います。でも、会社の面接行くと、「自分が出来る事」ばかりを聞かれちゃうんですよね。これは学生時代で大きく差が出ている現象です。

そういえば、昔は「学生時代に力を入れて頑張ったこと(ガクチカ)」って、業務とは何の関係ない質問をされていたようですね。逆にそれを聞いて何の意味があったんでしょうね?そっちが気になります。


働くとエンゲージメント

そういえば、2021年って、「エンゲージメント」という言葉が流行っていたようですね。流石に言葉自体は2030年の現在ではあまり使われなくなりましたが、「私たちの仕事はこんなに楽しくて、やりがいあるよ」という発信をする人は非常に増えましたね。

そもそも「会社」という枠組みが希薄になっている社会ですので、企業としてのメッセージよりも、業務ごとのリーダーが積極的に発信し、仲間を集っている感じです。

ま、2030年現在でも、情報発信の仕方が下手すぎて、潰れちゃったチームも多いみたいなんで、私のような22歳の若造にも「印象コンサルティング」としての業務が舞い込んでくる、というのも時代なんでしょうね~。

なにせ、「できる若い世代」は、どのチームも喉から手が出るほどに欲しい人材ですからね~

あ、逆にいうと、若かろうが年を取ろうが、ネガティブな人間はチームに入ってほしくないそうで、そういう方の就労状況は非常によろしくないそうです。。。(あまり細かい描写は避けておきます。苦笑)


バックオフィスってなんですか?

そういえば、昔は「電話番」みたいな仕事が各企業にあったみたいですね。今ではそういう仕事は、まとめて外部受託する会社があったりします。

だって、どの企業でも同じように行っている業務をわざわざ複数の会社で個別に組織化するのは、どう考えてもムダですものね。できるものは一緒にしちゃえばイイ

ついでに2026年くらいから色々と使える「汎用AI」が増えてきたので、いわゆる事務仕事は減ったみたいですね。

一番最初の「新卒一括採用の終焉」にもつながるけど、学生時代から「自分が何ができる」ということと「自分は何がしたい」を明確化する訓練をしないと、汎用AIと同じ仕事をAIよりも低賃金で受けるようになっちゃってますね。( ;∀;)


産業構造レイヤー化の進展

バックオフィスだけでなく、色々な仕事が「レイヤー化」されたとお父さんは言ってました。私にはわかりにくかったのですが、お父さん流の言い方を真似すると「全ての産業がアプリになった」そうです。

先に書いたように「自分は〇〇が出来ます」ということが個人が働くための条件になりましたが、組織も一緒みたいで「我々は〇〇ができます」ということが言えないと、他のチームに乗っ取られる事例があるそうなんです。

たしか、2026年か2027年だと記憶していますが、農協が海外の農産物を取り扱う商社を買収するニュースがありましたね。あれも「農産物流通」というレイヤーの統廃合が発生した瞬間なんでしょうね~。

その代わり、農業指導などのコンサル部門をアクセンチュアに売却する。なんてニュースも同じ年に聞いた記憶があります。

え?どんな日本企業が生き残って、レイヤー構造の中を構成しているかって?それは株価で一儲けしようとしているんでしょ?そういう情報はタイムパトロールの検閲に引っかかるので書けませんので、ごめんあそばせ♪


結局仕事は人と人

色々と2030年の仕事について書きましたが、常々お父さんが口にしている言葉があります。「なんだかんだ言っても、ビジネスは人と人の間でしか発生しないし、人でしか解決できない」と、、、

そんなお父さんが私に半ば強制的に押し付けたのが「デザインシンキング」あんまり私の教育方針に口は出さずに「やりたい事をやれ」しか言わなかったお父さんなのですが、デザインにだけには異様な拘りをもってました。

デザインって、詰まるとことは「相手に伝える」という事を考える事だから、それが出来ないと、人として誰かと一緒に仕事することが出来なくなるから、という考えだったそうです。


変わったこと、変わらなかったこと

ここまで書いておいてなんですが、2030年になっても皆さんが思っている以上には「働く」という根幹は変わってないと思います。

企業の形とか、就業環境とか、見た目は大きく変わってますが、仕事がイヤになる原因の第一は「人間関係が良くないから」という事には変化はありません。

まぁ、おそらく昔と違うのは、「イヤだな」と思ったらすぐに転職できる環境だし、人間的に問題のある人は組織のリーダーになることは無くなった。(そういう企業は倒産した)ですかね。苦笑。


さて、今回のお手紙は皆様のお役に立つことは出来ましたか?もし、皆さんからの反響が高ければ、次回もお手紙書くの頑張っちゃおうかな~♪


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