景色
※虐待を連想させる記載があります。
*タイトル画像はpixabayよりダウンロードしたものであり、記事の内容とは関係ありません。
Cry Baby
メラニー・マルティネスのアルバム“Cry Baby”がすごくいい。なるほどプラチナディスクになるわけだわこれは、という感じ。8年前のリリースのときにリアルタイムで聴きたかった。
👇HMVの説明はとても詳しい。
“Cry Baby”を聴こうと思ったのは、インスタのリールに突然出現した“目の4つある人”(下のサムネを参照)に惹かれて聴いた“Portals”が結構良かったため。他のアルバムもいいかもしれないと思って聴いてみたら、予想以上に良かった。
細々としたことをやりながらCryBabyを流し始め、2曲目の“Dollhouse”がしばらく進んだところで、この曲はとんでもないことを歌ってるんじゃないのかということに突然気づいてしまった。
断片的にしか歌詞は聴き取れなかった。
それでも、おそろしく不穏な感じがした。
人形の言葉
不穏な理由は、Dollhouseの人形が歌うこの2つの言葉だった(歌詞を調べてみると最初から最後まで不穏さが全開で本当に清々しいぐらいなのだが、とくにこの2つ)。
"One day they'll see what goes down in the kitchen."
"I see things that nobody else sees."
キッチンで起きている
私以外の誰も知らないことは
いつかきっと知られることになる
2つの詩をまとめるとこういう感じ。
人形が見た出来事はキッチンでのものに限られないけれど。
景色
ねえ、知ってます?
キッチンって、家の中では隔離されてる程度が高くて、実質的に(時間と空間的に)密室だったりすることもあって、もっとも酷いことが起きる場所の一つでもあることを
私は知ってる
とてもよく知っている
Dollhouseの人形ではないけれど
夕方の暗くなりかけたキッチンでの景色
幸い、私の知っているキッチンは、もうこの世界には存在しない(実家が売りに出されて解体されたため)。
怖く思う理由はもうどこにもないのである。
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歌詞の和訳はこちらが詳しくてとても素晴らしいです。
公式のMVのリンクもあります。
そして、これまで知っているなかで一番恐ろしい、ドラマ「Sharp Objects」に出てくるDollhouse。
ドラマは機会があれば見てみてください。
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ところで、気づきました?
Dollhouseの曲のベースに、時計の秒針の進む音がずっと流れていることを
60bpmではない、別の世界の秒針の音が
キッチンの壁掛け時計の音
これが一番怖い