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シェル

物心ついてから今に至るまでの様々なエピソードと自分の感覚をもとにさらに考えたところ、4つめのジェンダーのように感じていた無性の何かはジェンダーではなく、ただの殻(シェル)のように思えてきました。外の世界から中身を守るために自分で作りだしたシェルターなのかもしれません。なので、これはジェンダーから省くことにします(そもそも、ジェンダーとはどういうものかについて良くわかっていない感じですが、生得的なものであると理解しています)。

そして、3つめのジェンダーとして感じていたmaleですが、本体であるandrogyneのなかの揺らぎ(femaleを赤、maleを青、androgyneを2つが混合した紫と表現したときに、androgyneの中の細かな揺らぎで生じた、青に濃く色づいた部分)のようにも思えます。これをジェンダーというかについて少し疑問に感じるようになってきました。日と状況によってこの青く色づいた部分の大きさや割合は変化するのですが、androgyneという一つのジェンダーの形態の変化とみた方がいいような気もします。maleをどう扱うかについては保留でしょうか...(曖昧でいい気もしますが)。ところで、理由は不明ですが、昨年はmaleの部分がほとんどゼロになっていました。11月ごろから次第に増えてきて、今は(自分の経験としては)かなり多くなっている感じがします。おかしなことに、感覚だけではなく現実に体も少し変化する(maleが減るのと、女性的とされる体の特徴が少し強くなるのがリンクしている)ので、何かホルモンのバランスのようなものが影響しているのかもしれません。

いずれにしても最も早く表に出てきたように思われるコアのfemaleと、成長するにつれて遅れて表に出てきたandrogyneは確実にジェンダーとして持っているように思えます。

注釈1)femaleを赤、maleを青と表現するのはbinary的な考え方であるように私には思えます。とはいえ、分かりやすくて説明に便利ですし、コアが赤であることは個人的に気に入ってるので、これからもそう表現することにします。細かいことを言うと、原色の赤というよりも、少し青みのある赤(permanent rosepermanent carmine)の感じですが。

注釈2)androgyneの中の細かな揺らぎとは、深い紫色の空に多数散らばっている青い星の瞬きのようなイメージです。

注釈3)androgyneのfemaleとmaleは、揺らぎながら密接にまじりあって一つになっています。femaleとmaleに分離してしまうと、全体としてそれが紫色であったとしても、もはや自分ではないように思えます。

2022/Jan/12