社会人スイマーの面白さ
大学卒業後、社会人で水泳をすることを迷っている方がいらっしゃるのではないかと思います。そこで、自分なりに社会人スイマーの面白さについて考えてみました。一言で言うとこの点に尽きると思います。
・限られた時間で成果を出す事
ここに魅力を感じ、社会人スイマーをされていらっしゃる方が多いのだと思っています。限られた時間、とは言いますがそれは具体的に何なのかと言うと、水泳の練習時間だと私は思います。競技の特性上、水泳の練習は基本プールで行う事しか出来ませんので、社会人スイマーは仕事終わりにプールに行き、練習を行います。ですが、プールにも閉館時間がありますので、必然と練習時間が限られることになります。
練習時間が限られるという事は、今までと同じような練習時間を確保できないという事になりますので、練習を効率的にやらなければ成果は付いてきません。練習を効率的に行うという事は、考え得る練習メニューの中で、自分に必要な練習を選ぶことになります。選ぶという事は、自分で決める事です。自分で決めた事は当然、責任は自分自身にあります。仮に試合の結果が悪かったとしても人のせいにはできません。
このようにして作った練習メニューは、自分で必要な練習を選び、考え抜かれたオリジナルメニューです。ただ泳ぐ1時間と考え抜かれたメニューで行う1時間では、後者の方が濃い時間を過ごせていると思います。
社会人スイマーは、このように日々の練習に工夫をし、主体的に練習する事が増えます。だからこそ、水泳に楽しさが生まれ、試合で成果が出たときの喜びも大きいのではないでしょうか。
私が学生の頃は、社会人で水泳を継続する、というのは日本代表を狙うスイマー、というのが常識でした。ですが、現在では日本代表になる事だけが、社会人で水泳を継続する理由ではない様に思います。私自身、大学から社会人で水泳を継続する事について、周囲からは色々言われたものですが、社会人水泳を行う事で多くの事を学びましたし(今でも学びの最中です笑)、多くの方々と水泳を通して関りを持てている事は、人生の財産でもあります。
学生から社会人で水泳をすることを迷っている方に関しては、ぜひ1度、社会人水泳を検討してはいかがでしょうか。
もしも、2016年で水泳を続けようか迷っていた自分に、話してあげられる事があるとするならば、社会人スイマーは夢あるよと話してあげたいです。
※以下は私自身の自己ベスト推移となります。
大学生までのベストタイム⇒社会人ベスト
50m自由形
・長水路 23.68⇒22.66
・短水路 22.95⇒22.10
100m自由形
・長水路 51.05⇒49.45
・短水路 49.37⇒48.02