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71日間地球ひとまわり(4)初体験、アイリッシュ・ブレックファスト

アイリッシュ・ブレックファスト。
アイルランドに行くまでその存在を知らなかった。

アイルランド中南部にある小さな町キルケニー。
町歩きをしていて小腹がすいているのを感じた。
時計を見ると11時過ぎ。
ランチタイムにまだ早い。
ひとまず食事ができそうな店を探しながら、町をうろついた。
そこで目に留まったのが、「アイリッシュ・ブレックファスト」と書かれたメニュー。
「ところで、アイリッシュブレックファーストって何?
お隣のイングリッシュブレックファストとどう違うの?」
と思いながらメニューを眺めた。
卵料理(ベーコンエッグ)、ソーセージ、焼きトマト、ハッシュドポテトにトーストが付いている。あとよくわからない円形の褐色と黒っぽいモノがある。(ビーンズがつくこともある)
この円形の褐色と黒っぽい食べ物はプディングのようだ。
褐色の方はホワイトプディング、黒っぽい方がブラックプディングらしい。
プディングと言ってもデザートのプリンじゃなくて、豚肉にハーブやオートミールを混ぜたもの。
黒っぽいものは豚肉の血が混ざっている。
ブレックファストと言いながら、店によっては一日中食べられるらしい。
なんかボリュームがありそうだから、ミニサイズを選ぶ。
少しお金が安く浮いた分、コーヒーじゃなくてビールを注文。
だってビールの国だもん。
しかも立ち寄ったのがパブだから。

まずはビールが登場。
地元のキルケニーもよいが、はじめて飲むSMITHWICKSを注文。
やや甘めの濃い口当たり。

ビールをちびちびやっている間に、待望のアイリッシュ・ブレックファストが運ばれてくる。ミニサイズなのにこのボリューム。

まずは初体験のブラックプディング(お皿の中央にある黒い円形のモノ)を食べる。
う~ん、不思議な味。
豚の血が入ったそうセージらしいが、おいしいとかまずいとかというよりも不思議な味。
今度はプディングつながりで、目玉焼きの左にある褐色の丸いホワイトプディングを食べる。
こちらも不思議な味。
地元の人は好きなのかな?
このプディングは、イングリッシュ・ブレックファストにも含まれているようだ。
というか、アイリッシュ・ブレックファストとイングリッシュ・ブレックファストの違いはなく、地域により呼び分けているようだ。
例えば、スコットランドだとスコティッシュ・ブレックファストのように。

ミニサイズと言えどもなかなかのボリューム。
満腹になったので、ビールを飲み終えてから支払いを済ませ店を後にした。

この日は、晩御飯まで満腹だった。
よかった通常サイズにしなくて。











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