一雫の
あなたの世界が知りたい
あなたを知るために作品が見たい
それは近道でズルかもしれない
そんなに簡単に推し量れる物事なんてない
作品を見て知った気になるかもしれない
作品はあなたではない
どんなに見たくても見えないものだってある
私たちは友達じゃない
私が望むものも友達ではない
もっとその先の
友達も恋人も知り得ない世界を
私は知りたいのかも
あなたの隠してる奥底を
私はただあなたが知りたいだけ
なのに温かいあなたに触れたいのは
なぜだろう
貪欲に体温を欲する
この真っ暗で冷たい空虚
一雫の温もり
あなたが私の視界を開いたから
私はその景色に満たされたい
その温もりを手にできないなら
壊すだけ
私はあなたのことばかり見てた
あなたの中にばかり正解を探してた
そこに私の答えがあると思ってた
でも違った
私はあなたと同じ目線で
あなたと同じ景色がみたいだけ
柔和な印象とは裏腹に
鋭敏なその感覚と繊細にして深い思考を誘う
あなたの作品に目を瞠った
まるで知らない世界を覗くような
何よりその世界を見せてもらえることに
不思議な居心地の良さがあった
あなたがあまりにも眩しくて
あなたの世界も美しいのだと思ってた
解を出すためにより深く内側を見る
私はあなたを探し出す
そうしてあなたの中の仄暗い孤独を見つけた
触れたいと思ったあなたは
なによりも冷たかった
私があなたに求めたものも
作って欲しいと願ったものも
教えてくれたものも
空虚の中にある物語だった
その物語に既視感があるのはどうしてだろう
そこにある感情を私はどうして知ってるんだろう
私はあなたを知らないのに
似てるんだよと言った
あなたの言葉が
破滅的な響きを帯びている
サポートして頂けるのでしょうか?🥺オリジナル曲の作成に使わせて頂きます(*' ')*, ,)✨ペコリ