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お茶のお稽古21
21回目のお彼岸の日のお稽古日記です。
床の間
お軸には、沢庵和尚の辞世の「夢」が飾られていました。
解釈はさまざまあるようですが、この世は夢のように儚いもの・・ということが、私のなかでは量子論のゆらぎに繋がりました。(最近のマイブームです)
ヨガで瞑想を極めた方も、禅で修行を極めた方も、行き着くところは同じな気がしていて・・・
物理や科学がないような何千年もはるか昔から本質(真理?)に気づいていたのかなぁ・・・
壮大な自分探しの結果は、みんな一緒ということなのかもしれません。
話は変わりますが、「夢」というと、「dream」をイメージしますが、お茶の世界では、「memory」を意味することが多いそうです。
亡くなった人へ想いを馳せるというような感じでしょうか。
この日のお花は、お彼岸→花供養にちなんで、仏飯に卜半椿が浮かべられていて、いつもの蕾とはまた違って、とっても美しかったです。
お菓子
お彼岸なので、うさぎやさんの「おはぎ」をいただきました。
おはぎの中のお餅には米粒が残っている、ということも忘れていたくらい久しぶりに食べたおはぎは、とっても美味しかったです。
お干菓子は、フランス土産のマカロンでした。
春のはじまりにぴったりなカラフルなマカロンは、フランスでしか買えないものだそうで、なんだか特別な味がして嬉しくなりました。
わらびやたんぽぽ、桃の花などが描かれた春らしいお茶碗にマッチしていて、和菓子だけにこだわらず、いろいろ楽しめるっていいなぁと思いました。
旅箪笥薄茶点前
旅箪笥は利休さんが、秀吉の小田原討伐に持っていったと言われています。
こんな小さな箪笥なのに、道具が仕舞えて、お点前にも使えて、蓋も綺麗に閉まるようになっていて、すごいなぁと思いました。
槍の鞘建水や駅鈴の蓋置も印象的でした。
また旅箪笥には、旅立つ方をお見送りするという意味もあるそうで、お彼岸ならではです。
お点前をしてみると、蓋をあける時に小指で支える必要があり、小指が短い私にはと扱いがちょっと難しかったです。
感想
実家にいた頃はお墓参りに行ったり、母が買ってきてくれたおはぎを食べたりしたこともありますが、お茶をはじめるまで、お彼岸の日を意識したことなんてほぼありませんでした。
こうやってお茶を通して、季節を感じたり、ご先祖様に感謝をしたり。
とてもいい時間を過ごすことができています。
ほんとにお茶っていいですよね。
裏千家には青年部というものがあるそうで、先生がおすすめしてくれたのもあり、少し気になっています。
がさつな私ですが、大丈夫なのかな・・・ドキドキ・・・
まだ入会は決めれていませんが、きっと入るんだろうなぁ・・とそんなことを思いながら本日はここでおしまいです。
また次回もたのしみだなぁ。