持病について語ります(ポジティブ)part3
こんにちは、マアヤです。
さて、この話もついに最終話に突入いたしました。読んでくれている方には私からの愛を差し上げます。注入♡
part1はコチラから→https://note.com/watashigano1/n/n1a3c6a077efc
part2はコチラから→https://note.com/watashigano1/n/n36dd4ec423a5
1.都会のせわしなさと、田舎ののんびりさ
少し話は逸れますが、私の父は関東出身、母は九州出身なので、私は生まれたころから関東と九州を行き来していました。
住んでいた期間を比で表すと(20年間)、関東:九州=16:4=4:1くらいかね。
胸を張って関東出身です!と言います。(九州が嫌いなわけではありません!!!!!!!!!!!!)
都会はいいですわあ、行くところたくさんあるし。電車めっちゃある。待たんでも来る。交通費1000円以下で隣の県まで全然いけるんよな。手帳の最後のページについてる路線図、あれなんやねん。田舎に住んどる私にはいらんわ。ん?困ったときに開くためにあるのか?あの路線図の意味は一体何なんや。
ただ、パニック障害の私からしてみれば、その都会の賑やかさが、せわしなさが。発作を誘発する原因になっていましたね。みんないっつも忙しそうに歩いてる、走ってる。決まった時間に電車に乗ってる。キラキラしたJKももちろんたくさんいて、いわゆるあまり人がいない穴場スポットがあまりない。そういう見方になっちゃった。病気になると、ちょっと視野が広がるんですよ。(キラ)
田舎もいいですわあ、なんなんあの人の温かさに直に触れれる感じ。道ですれ違っただけであいさつしてくる、なんなら世間話繰り広げ始めるお婆ちゃんもおる。なあ、ここ道路の真ん中やん、って思ってもあんまり車は通らん。行くところは決まってイオンや、けど夜にふと空を見ると、そこには満開の星。都会じゃ見られんよー?
ただ、パニック障害の私からしてみれば、交通機関が地獄。1時間待たないと電車は来ないし、1駅間に最低4分はかかる。なんか椅子の向き違う。電車にトイレついてる。(?)それが何を意味するか。発作が出ても簡単には降りれないのです。バスは運賃がめっちゃ高い。でも、電車とどっちを選ぶって言われたら私はバスをとる。好きな時に降りれる。チャージは必須。
2.一番つらかった大学二年の冬
私は電車通学だったわけですから、とにかく電車に慣れるのに必死でした。無事大学1年生を終え大学2年に。後期になると、私の学部では週に3回学内実習が組み込まれていました。
本題の前にその時の私のタイムスケジュールをご覧ください。
5:00 起床
6:15-8:45 登校
9:00-12:15 午前の授業
12:15-13:10 昼休み
13:15- 班ごとに実習スタート
18:00 実習終了
18:30-21:10 下校
21:30 ご飯
22:30 お風呂
23:15-24:30 実習レポート作成・次回の予習
25:00 準備・就寝
えっ。(失笑)
忙しすぎではないか??
寝不足は嫌なので(寝不足なんですけど)何が何でも1時には寝るようにしてたのですが毎回視界がグラングランで。
そういう蓄積された日常生活のゆがみだったり、疲れ、毎日の学校生活のストレスから発作が出るんです。
あれだけ大丈夫で余裕だった電車の中も、電車に乗っただけで心臓がバックバク。ドアが閉まる瞬間を見れず「落ち着け」と何度も心の中で唱える。でも治らない。そこで私は頓服として処方されていた錠剤を飲みまくることになります。1日1錠から、2錠に。
この頓服薬、私の体に合っているのか、絶大な効果を発揮してくれるんですね。持っているだけでお守りです。でも飲んだ数分後に意識が飛ぶほどの眠気に襲われます。だから飲むタイミングや用量をしっかり守らないといけません。要するに頓服薬を毎日飲むというのは危険なのです。
3.「本格的な治療をしましょう」
1か月に1回の通院。私は死んだ目をして医師に言いました。
「頓服を飲まないと生きていけなくなりました。電車が怖いです。発作が出るのが怖いです。」
すると先生が私のほうをちらっと見て、
「そうですね。マアヤさん、もう本格的に治していくための治療をしましょうね。今日から抗うつ薬を処方します。」
(私の頭の中)へ?今まで本格的な治療じゃなかったの?
すると、先生が「パニック障害サポートブック」という薄い冊子をくれました。
なんか今までやっていたのは発作をコントロールするので、これからやるのはSSRIという治療のベースの薬を飲むみたい。ほーん。
でもなんかさー---薬剤師さんに言われたんですよォ。「抗うつ薬は飲み初めに消化器系の副作用でやすいから胃薬もしっかり飲んでくださいね。1か月で体もなれると思いますから」
薬こっっっっっわ。(副作用何もなく元気でした)
4.そして、現在
現在は先ほども言ったように抗うつ剤、抗不安薬、発作時に飲む頓服薬を医師から処方され、飲んでいます。参考までに。↓
・レクサプロ10mg(抗うつ薬SSRI)
・ロフラゼプ酸エチル1mg(抗不安薬)
・アルプラゾラム0.4mg(頓服薬)
あとは、私が外出するときのいつものお守り↓
プラスでタオル、水。あとおいしいのど飴とか。
持っているだけで安心する、力強い味方でやんす。
5.私が伝えたいこと
まずは、長々とpart3にわたって見ていただきありがとうございました。
でもこのパニック障害という病気は、決して稀な病気ではなく、だれもがなる病気だということを皆さんに伝えたかった。
最近は数名の芸能人が「適応障害」だとか私と同じ「パニック障害」だとかで活動休止していらっしゃいます。だんだん世間からの認知も増えてきました。ただ、まだ精神疾患に心無い言葉を、目を向けてくる人はたくさんいます。私もまだ、信頼できる友人にしか喋っていません。「心が弱いから」という理由でなるわけじゃない。その日は突然訪れる。それを是非とも辞めていただきたい。強い心、そんな簡単に持てるものなら持ってます。というかなりたくてこの病気になったんじゃない。みんなそうです。
だからどうか身近にこのような人がいたら、ご理解を。どうぞよろしくお願いいたします。
そして、みなさん。ストレスをためないように。
適度に息抜きしてください。過労はダメ。緊張しすぎもダメ。変な生活習慣もダメ。完璧を求めすぎないで。自分に優しくなって。こんなストレス社会だけど、生きていくの大変だけど、人生の主人公は自分です。自分をおろそかにしてどうするの。
そして、同じ苦しみを味わっている方々。
大丈夫。いつか治るから。その希望は捨てないでほしい。日本にはたくさんの良い医師や薬剤師、その他コメディカルはたくさんいます。病院と相性悪いんだったらセカンドオピニオンしてください。仕事が合わなかったら辞めましょう。それは「逃げ」じゃない。自分を守るための大事なこと。あくまで自分のペースで。どうか、太陽の光を浴びて、いい天気だな、気持ちいいな、と思える日が来ますように。
こういう発信する場っていいですね。いろんな方の目に留まると思うと、感慨深いです。私はこうやって発信することができる。それはほかの人にとっては当たり前ではない。私がこうやって書くことができるのなら、いろんな人の立場になってたくさん書く。それが私の仕事なのではないかと思うんです。
なーんて。
最後に。
「大丈夫?」と声をかけてあげるより、「大丈夫だよ」と断言してあげたら、人は何百倍も安心します。
それでは、いい夜を。