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【移住】帰省して感じる銚子と横浜、地方と都市

ハロー、やかです。

GWは実家の横浜に帰っていました。銚子に移住してからは3回目なのだけど、今回は家族全員で3泊4日のんびり。

(そのうち2日、私は家族を置いてライブに行っていたクソ野郎なのだけど)

イギリスのロックバンド、THE1975の来日公演。

都市は作られ過ぎて抽象化している

帰省してから考えることがとても多い。

私は心底、横浜という都市が好きで、今回は特に交通の便を考えると「何でわざわざ移住したんだ…」と思ってしまった。

実家は桜木町や横浜まで電車で10分強と非常に好立地なこともあり、みなとみらいを散策するのは昔からの気晴らしだった。

今回は息子と夫と臨港パークを散歩して、銚子の荒々しい海とは異なる、優雅な東京湾を眺めてきた。

みなとみらい地区には多くのアートモニュメントがある。

貿易港なので、世界各国との貿易の証に作られた作品や、開港時のエピソードに基づいた作品などが街のあらゆる場所に設置されている。

臨港パークのモニュメント。子どもたちには大人気だった。

一見すると、何かよくわからない。

息子からも「なにこれ?」と聞かれるが、大人でもよく分からない。

でも、何となく風や波を表現しているように見えたり、よく見ると果物がモチーフに使われていたりする。

想像力を掻き立て、思考停止した大人の脳みそを柔軟体操してくれる。

臨港パークの銅像とモニュメント

いわゆるパブリックアートというものなのだと思うが、私は愉快に感じていた。

子どもの頃から「よく分からない」これらの物質を鑑賞して、ただ帰るだけの散歩コースが楽しみだったのだ。

地方はシンプルだが思考しない

そういう意味で銚子には「よく分からない」物質は、あまり存在しない。

千葉のマスコットキャラクター・チーバくんがサイクリングをしている像があったり、桃太郎電鉄の貧乏神・ビンちゃんが所々に置かれていたりしている。モチーフが分かりやすい。

駅前の桃太郎電鉄・貧乏神。銚子市内のあちこちにある。

貧乏神は桃鉄の駅すべてにあるのだろうか…これだけは謎。

日本初の修学旅行到達の地の石碑

記念碑や銅像も、誰が何をしたのかを示していて、きちんと説明書きもある。親切だなぁと思う。

また作品より犬岩や屏風ヶ浦といった、自然が作り出した絶景が地球史レベルで存在している。

犬吠埼の灯台は白く美しく、現役で頑張ってくれている。

犬吠埼灯台の真裏は、荒々しい岩場になっている。

自然そのものが街になっているからこそ、アートという人間の産物は敵わないのかもしれない。

二拠点で見えた地方と都市

今回の帰省を通じて、都市というのはあまりに考えて作られ過ぎているように感じた。

臨港パークは開放的だが、埋立地に作られた計画都市でもある。

計算され、意味付けをし、理屈によって作られている。人の思考に当てられてしまって、なんだか少し疲れる。

地方はシンプルだから、考えるより感じてることが多いのかもしれない。

不耕作の田んぼを再生する、ちょうしのたからプロジェクトで田植え。

その分、ぬるま湯にどっぷり浸かってたことにも気づいた。
シンプル過ぎて、居心地の良い場所にばかりいると、どうしても思考停止してしまう。

旭市のあさげー芸術祭でアートに触れる

隣の旭市ではあさげー芸術祭という、市内外のアーティストの作品を展示するイベントが4月からGWまで行われていた。

旭市のおひさまテラスに展示された作品。段ボールを画材にして描かれている。

写実的なものから抽象的なものまで展示されていたが、よーく見ると画材や細かい仕掛けを発見できる。

意外にも、2歳の息子が真剣に観ていた。美術鑑賞や音楽鑑賞、読書などの文化に触れていくことも、私はやはり大切なのだと思う。

銚子にもAndicianという民間の画廊があり、銚子在住のYUKA INAMORIさんの展示会に足を運んだ。
市営の芸術センターもあるので、今後足を運びたいと思う。

個人的には、二拠点生活に近しい過ごし方をしたことで、新しい街の見方が出来たGWだった。

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