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【番外編】#4 男女の友情は成立するの? 後編

●登場人物
空条・・・わたしとは3歳からの幼馴染。地雷系の見た目
aくん・・・29歳、空条を略奪した関西人/広告代理店

Tinder・・・ヤリモクが9割を占める使い方によっては下品なアプリ。
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こちらは1つ前の投稿の続きになります。

晴れて付き合うことになった空条とaくん。
付き合い始めは毎日のように会って、週末はデートに出掛けていた。
しかし3ヶ月がすぎた頃、会う頻度が格段に減っていった。
「忙しいから会われへん」が彼のお決まりの言葉だった。

空条は、前にチラッと盗み見たaくんのSNSアカウントを調べ、捨て垢で覗いてみると、そこには友人たちと楽しく遊ぶaくんの姿が。
呼び出して「全然会えないけど、何考えてるの?」と聞くと、
aくんは、「平日は仕事、休日は友達と遊ぶ時間を優先したいんや」とほざく。
結婚を考えてると言ったのに!?と呆れる空条。

精神的な疲労も祟ったのか、空条が突然体調を崩した。その時奇跡がおきた。aくんは空条を家に送ってくれた後、食料を買ってきてくれたのだ。(ちょっといい栄養剤を含む7千円ほど)
別れたとはいえ、気遣ってくれたaくんに感謝すると同時に、aくんとの別れが惜しくなった空条。
その時、aくんから1通のメッセージが届いた。
“これちょっと前に買ったやつやけどよろしく〜”と明細のついたレシートを送ってきやがった。
はらわたが煮えくりかえった空条は、これまでにaくんに使った金額1万円ほどを請求する。
その中には粗大ゴミのシールも含まれていた。

”むしろ俺が返金せなアカンかったんか”と言いつつ、返金はなし。ひどい男だ。
空条もそこで目が覚めたのか、aくんへの未練はなくなっていた。

2人はTinderで出会ったため、たまに近所の飲み屋で出くわす。
ある日、わたしと空条で飲みに出掛けた時に遭遇したaくんは、コンサバ系の女と2人きりでお酒を楽しんでいるのであった。
その胡散臭い関西弁で。


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