灯【詩】
コンビニの灯が漏れる駐車場で
あなたを待っていた
この景色とこの気持ちは
きっと忘れてしまう
ひとり待つ車の中で流れる音楽も
5年後にはきっと忘れていて
あなたがわたしに何を買ったかも
覚えてないだろう
記憶の箱の中に入らないたくさんの気持ちが
雲のように風に乗って消えていく
あの日の悲しみも
あの日の幸せも
あの日の苦しみも
あの日の愛情も
あの日の慟哭も
きっと忘れてしまうのだろう
そんな弱さを持っているわたしは
きっと15歳の頃より
すごくすごく強くなってる
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