編集プロダクションでこういう仕事をしています。
★ごあいさつ
はじめまして、羽海野渉(うみの・わたる)です。
現在の仕事は、某編集プロダクションに所属して、書籍や雑誌の構成・執筆・取材を行ったり、ときには企画立案など文章関係のもろもろを行うこと。ライターとか編集者、という言い方が一番分かりやすいかもしれません。
僕が(というより弊社ですが)主に取り扱っているものはアニメや特撮、おもちゃ関係です。あと、個人的なつながりで請けているのがライトノベル関係ですね。もちろんそれ以外の分野に関してのお仕事をすることもありますが、大体はこの分野……という感じ。ざっくり言えばエンターテイメント作品周りのライティングです。
今回のnote記事では、そんな僕の仕事をざっくりですがお話したいと思います。
一つだけ、おことわりです。
羽海野渉という筆名はもともとTwitterを始めるにあたって2011年に決めたものだったので、これから紹介するものはほぼすべてが別名義です。なぜなら、編集プロダクションでは羽海野名義では所属してないから……。ですが、Twitterや同人活動経由でお仕事を頂くこともあり、それに関しては羽海野名義でお請けすることもあります。なので、混在することをどうかお許しいただければと思います。なので雑誌を見ても必ずしも羽海野渉とは書いていません。申し訳ない。
★主なお仕事
僕がこれまでに担当してきた主な書籍や雑誌特集をご紹介します。
『世話やきキツネの仙狐さん オフィシャルファンブック もっともふもふするのじゃよ!』(KADOKAWA)
2019年4~6月に放送されたテレビアニメ『世話やきキツネの仙狐さん』。その魅力を余すことなく収録した公式ガイドブックです。この一冊は、企画から構成・取材・執筆に至るまでほぼ全ページを担当させていただきました。
大きく分けてアニメパートと原作コミックパートがあるのですが、前者では越田知明監督とシリーズ構成・中村能子さん対談やキャラクターデザイン・大島美和さん、仙狐さん役・和氣あず未さん、中野くん役・諏訪部順一さんインタビューを収録。後者では原作コミック未収録のカラーイラストや設定資料を掲載するだけでなく、リムコロ先生描きおろし短編も収録しています。さらに、リムコロ先生インタビューに、盟友・巻羊先生との「りむとまきオフラインコラボ対談」も。
まさに『仙狐さん』愛をぎゅっと濃縮した一冊です。
『ゲゲゲの鬼太郎 ゲゲゲ ヒロインの森』(講談社)
2018年4月から放送中のテレビアニメ第6作『ゲゲゲの鬼太郎』をヒロインという側面から人間・妖怪を合わせて紹介した一冊です。こちらでは構成・取材・執筆を担当しております。
『鬼太郎』といえば、約十年周期でアニメ化される時代を超えた傑作ですが、第6作はネット社会の闇を題材に妖怪たちとの触れ合いを描いています。ヒロインたちの魅力だけでなく、そんな作品の魅力を伝えるべく、ねこ娘役・庄司宇芽香さんと犬山まな役・藤井ゆきよさん対談や、シリーズディレクター・小川孝治さん、プロデューサー・永富大地さん、シリーズ構成・大野木寛さん、キャラクターデザイン・清水空翔さんのインタビューも収録しました。
『フィギュア王 No.264』ロボットガールズ特集(ワールドフォトプレス)
『フィギュア王』という雑誌のNo.264(2020年1月末発売)に掲載された、『ロボットガールズ』特集。こちらでも構成・取材・執筆を担当しています。『フィギュア王』さんでは、よく特集記事を担当させていただいているのでチェックしていただけると幸いです。
2009年にスタートした東映アニメーションのロボット擬人化プロジェクト。全作品の全貌を解き明かすというシリーズ史上最大の雑誌特集です。博史池畠監督と脚本・兵頭一歩さん対談、Zちゃん役・本多真梨子さんとガイちゃん役・高岡香さんの対談も収録し、『ロボガ』ファンでなくとも作品のことが分かるようになり、『ロボガ』ファンは更に作品を楽しめる……そんな記事にしています。
そして、そこまでがっつりの参加ではないのですが、
こういったムックでも執筆させていただいております。
上から、『平成仮面ライダー なりきりアイテム大全 上』『宇宙船別冊 電光超人グリッドマン』『宇宙船別冊 ULTRAMAN』。どれもホビージャパンさんから刊行されています。
そして、これだけ羽海野渉名義なんですが、
『このライトノベルがすごい!』(宝島社)
「2019」「2020」と一ライターとして参加させていただいております。2020年版は羽海野と本名義の連名になっていますね。
★あとがき
以上が、主にここ一年間の経歴です。ありがたいことに、癒し系から妖怪、擬人化、特撮ヒーロー、ライトノベルと色々なジャンルで書かせていただいております。
また、同人ですが、小説アンソロジーの編集もやっています。
『失恋文庫 書き下ろし失恋小説アンソロジー』というタイトルで、その名の通り、書き下ろしのオリジナル小説アンソロジーです。今やライトノベルの一次小説アンソロジーは少ない……という思いから、数名の作家さんにお声を掛けて成立した一冊になっています。おかげさまで重版し、現在第2刷です。
表紙イラストは現在「月刊マガジンエッジ」で『しかのこのこのここしたんたん』を連載中のおしおしおさん。著者は『今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。』(MF文庫J)の涼暮皐さんに『ハズレ奇術師の英雄譚』(モンスター文庫)の雨宮和希さん、『精霊幻想記』(HJ文庫)の北山結莉さん、『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』(角川スニーカー文庫)のしめさばさん、『魔術破りのリベンジ・マギア』(HJ文庫)の子子子子子子子さん、『弱キャラ友崎くん』(ガガガ文庫)の屋久ユウキさん、『→ぱすてるぴんく。』(講談社ラノベ文庫)のゆうびなぎさんです。
こちらは企画・編集・装丁を担当しております。電子書籍版もありますので、ぜひ。
今後もまた新しいことにチャレンジしたいなと考えておりますので、2020年も何卒よろしくお願い申し上げます。