何故か、ph調整剤が入ってる!
食品のラベルを見ると、よくph調整剤の文字を見かけます。何のために入っているのでしょうか。また、メリットやデメリットは?
メリット:人体に影響が少ない日持ち向上剤(+1~6day程度)として多く使用されています。
中性~弱アルカリ性の食品は菌が繁殖しやすく、酸性、または強アルカリ性であると繁殖しにくくなります。ph調整剤を入れるのは、食品を弱酸性にして食品の腐敗を遅らせることが目的です。
各メーカーからの発表ですと、1~3日の静菌効果が認められ、長くは6日間も効果が見られた場合もあります。静菌効果は添加される食品や保管方法によって変わります。
デメリット:味が悪くなります。嫌な酸味が残ることが多いです。
効果を得るためには、それなりの添加量が求められるため、味が変化してしまうことが多いです。多くの食品添加物メーカーが味に変化の少ないph調整剤を、研究開発しています。
食の世界も日進月歩です。しっかりと進歩している、というお話でした。