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今年読んだ本について

 会社の通勤時間は片道40分ほどあり、バスは始発駅からなので確実に座れます。その時間、携帯触ったりや音楽ばかり聴いてみても勿体ない気がするので読書の時間にあてています。今年の3月までは、会社の英語研修が熱心で英語の勉強にあてていたのですが、コロナで英語の研修もなくなり、4月からもっぱら小説を読んでいます。

 およそ4か月(コロナで在宅勤務していた1月分は読んでいないので、実質3か月)で19冊。現在、20冊目を読んでいるところです。こう振り返ると結構読んでいるなと思うものです。
 全く毛色の違う本のラインナップですが、選考基準は本屋で目に付いたよさそうなものがほとんどです。つまり、表紙買いしています。私は、これまでそれほど小説を多く読んできませんでしたので、自分がどういったジャンルの小説が好きなのかよくわかっていません。なので、今は好き嫌いせずに目に付いたものから読んでいくスタイルをとっています。

 この19冊の中で面白かったのは一番左の、「ひよっこ社労士のヒナコ」、「村上水軍の娘」、「東京すみっこごはん」、「ヴァイオレットエヴァーガーデン」の4作品です。

①ひよっこ社労士ヒナコ
 この作品、題名通り新米社労士の女の子が頑張るお仕事小説です。この作品が面白くて、「自分、お仕事小説好きなのかもなぁ」と思って、続けて、2冊不動産系のお仕事小説読んでものの、ピンとはきませんでしたので、この作品が好きだったということでしょう。

②村上水軍の娘 
 金曜の定時前、晴れ晴れとした気分で週末に入るはずが、嫌な案件が入り、めちゃくちゃブルーな気分で週末に突入しました。そんな時に、スプラトゥーンをやってもイライラが増幅されます。なので、本を読んで時間を忘れようと思い、一気に4冊買って読みふけりました。元々、信長の野望とかで戦国時代の知識がある程度あるのと、歴史好きというのもあって非常に面白かったです。

③東京すみっこごはん
 読んだ後、すごく優しい、あたたかい気持になりました。特に付随するエピソードはないのですが、こういう共同食堂みたいなの、実際にあったら面白いのに、とは思いますが、性善説過ぎますね。

④ヴァイオレットエヴァーガーデン
 アニメでボロボロ泣き、映画館でもハンカチがぐっしょりするくらい泣きました。なので、この本は表紙買いではなく、読みたくて読んだ本になります。もちろん、小説でも泣けます。一回読んだだけじゃ、この作品が伝えたいことをちゃんと自分の中で消化しきれないなと思いつつ、とりあえず今はいい小説を読んだという満足感だけを持っていればいいかなと思って今に至ります。しばらくしたら、読み返そうと思える素晴らしい小説です。また、映画の2作品目も9月公開なので楽しみです。

 そんなわけで、これからも通勤時間に小説を読んでいくつもりですが、本当は何か仕事に役立つ勉強したらいいんだろうなぁと思うこの頃です。

 おまけ

 あんまり本を読んでこなかったと書きましたが、好きな作家でいえば、四畳半神話大系(アニメから入りました)で心を鷲掴みされて以来、森見登美彦先生が好きです。ただ、最近の作品はあんまり好きではなく、読むのがしんどいことが多いです。
 あとは、太宰治も好きです。高校の教科書に走れメロスってどこでもあると思うんですけど、あれを書いた時代の太宰治は精神的に安定期ということを授業で教わった私は、その時期の太宰を読んでみました。その中の一冊が御伽草子というもので、太宰の人間味が伝わってきて、なんか親近感を覚えた記憶があります。
 他の年代の太宰は怖そうなので読んでいません。人間失格とかを読まずに太宰好きって言っていいものか分かりませんが。

そんな感じです。それでは。




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