舞台付箋 舞台『薔薇王の葬列』
田中良子さんが(チルモラを除くと)復帰後初舞台となると聞いて観てきました。6/11昼公演を観劇。漫画原作、アニメ化した作品ということは存じていましたがもう時間もないので予習もせず臨んでみた一作。学生時代に学んだ世界史がちょこっと記憶の片隅に残っていて良かった……。
■公演概要
原作:TVアニメ「薔薇王の葬列」
脚本:内田裕基 松崎史也
演出:松崎史也
公演期間
2022年6月10日(金)~6月19日(日)
日本青年館ホール
https://seinenkan-hall.com/
・グッズ販売
劇場販売
Office ENDLESS通販 https://officeendlessshop.stores.jp/
ランダムアクリルスタンドコンプリートセットは通販のみ
・チケット
全席指定 ¥9,900(税込)
リピーター特別価格 ¥8,500(税込) 半券を持って当日券販売窓口で購入
来場者特典:TVアニメBlu-ray第1、2巻の菅野文描き下ろしケースイラストを使用したスペシャルカード(全4種/内ランダムにて1枚)
・ライブ配信
https://officeendless.com/sp/baraou_stage/stream/
■スイッチング映像配信
※カメラ複数台による配信オリジナルのスイッチング映像
2022年6月18日(土) 17:30公演
2022年6月19日(日) 13:00公演
【配信プラットフォーム】
Streaming+ https://eplus.jp/baraou_stage_ol/
視聴チケット料金:スイッチング映像配信:4,400円(税込)
チケット販売期間
2022年6月2日(木)20:00~6月26日(日)20:00
■出演
リチャード:若月佑美/有馬爽人(Wキャスト)
ヘンリー:和田琢磨
エドワード:君沢ユウキ
ジョージ:高本学
ケイツビー:加藤将
ウォリック伯爵:瀬戸祐介
エドワード王太子:廣野凌大
アン:星波
セシリー:藤岡沙也香
ジャンヌダルク:佃井皆美
マーガレット:田中良子
ヨーク公爵リチャード:谷口賢志
アンサンブル:
伊藤智則 遠藤拓海 小野流星 柿原康希 酒井昂迪 新原ミナミ 末廣拓也 髙久健太 福田真由 山越大輔
ナレーション:斎賀みつき
バッキンガム(声の出演):杉山里穂
(敬称略)
■作品概要
英仏百年戦争の後のイングランド王家に2つの性を持つ子供・リチャードが生まれた。悪魔の子と母親に誹られながら、父親ヨーク公爵リチャードの名を受け継いだその子供は、ランカスター家とヨーク家による三十年に渡る権力闘争に飲み込まれていくことになる。
舞台公式に載ってるあらすじのほうがわかりやすいですな。取り敢えずフランスの救世主ジャンヌ・ダルクがいた百年戦争のあとの三十年戦争でリチャードとかエドワードとか赤薔薇と白薔薇に分かれてイングランド国内で(敵国だっフランスを巻き込んだ)内乱があったという世界史を思い出せればへー、ほー、でなんとかなります。(なんとかなった)
■舞台付箋
・冒頭は5分でわかる百年戦争。我らがジャンヌ・佃井皆美・ダルクが救世主として現れたならフランス勝確じゃんやったね!
世界史の教科書を開きたまえよ!!!儚い……
・フランス勝つと思っていたらヨーク公爵・谷口賢志・リチャードが現れてこの佃井皆美VS谷口賢志の対戦カードはすごいですね???どうなるこの勝敗!
・マーガレット王妃 怖い これは最強の女
・ヘンリーのへの字はヘタレのへ
弱気和田氏が何処か新鮮。実際問題、宗教に逃げ込んで政務を放り出す王がいたら国として成り立たないので本当に止めて欲しいと思いますが。
・マーガレット王妃 つよ こわ
・リチャードの持つ2つの性を男女のWキャストで表現
とても面白いのでは……?若月リチャード、研いだナイフみたいに鋭い。
・錯綜する人間関係!ややこしくなる人間関係!
嗚呼、フランスへ亡命したらまた人間関係がややこしく……!
・マーガレット王妃vs死んでも影響力のあるヨーク公爵リチャード
・まじでこの田中良子VS谷口賢志の代理戦争みたいな構図作ったの誰だ
こわい この戦争 本当に怖い
・全体的に重いテーマに複雑な人間関係が物語を分厚くする
エドワード王太子が一種の清涼剤でした。あっここ笑うところだな……!?っていう時間をありがとう。
・マーガレット王妃何処までも強い
狂気も愛も憎しみも全てを放出する最高の存在が板の上にいました。熱烈で強烈で美しく恐ろしく、圧倒する女王。作品を知らないのに彼女を観るために観劇を決めましたが、観に行って良かった。